更新日:2021年07月25日 12:52
カーライフ

意外と知らないコインパーキングの罠。失敗しない選び方とトラブル回避法

実は料金が高いコインパだからと言って安心じゃない!

 意外かもしれないが、「12分400円」など高額料金のコインパだからといって安心できるどころか、トラブルのリスクが高まることも。なぜか?  それは、高額料金のコインパーキングほどロック板をクルマが乗り越える回数が著しく多く、ロック板が壊れて出られなくなる確率が高いからだ。  そもそも料金が高いエリアのコインパでは、短時間駐車でサッと出ていくクルマが多い。特に東京の銀座や恵比寿など地価が高いエリアでは、高級SUVや配達のためのトラックなど、一般的な乗用車より車重が重いクルマの比率が高い。  2トンを超えるような車重のクルマが1日に何十回もロック板を踏み越え、そのたびにフラップが上下するわけで、いくら鉄でできた丈夫な機械でも、酷使されればトラブルがほかよりも多くなるのは当然。特に駐車しやすい車室ほど注意が必要だ。
コインパ

1時間駐車しただけで2000円もかかる高額料金コインパ(筆者撮影)

雨や夕立の日のコインパは気を付けろ!

 さて、コインパーキングでもっともトラブルが多いのは雨の日。お札が濡れて詰まってしまったとか、仕事で高額の駐車料金を支払ったのに、領収書が雨で濡れて詰まって出てこない! このままだと自腹になってしまうのでなんとかしてくれ!などだ。  夕立で停電が起き、ロック板が下がらないため、出庫できないなどのトラブルも発生する。  こうしたケースでは、駐車場の看板に書かれている電話番号に電話すると運営管理会社の人が助けに来てくれるが、そういう日は当然、コールセンターに電話が殺到することが多い。急いで出庫したくても待たされることが多い。  停電などを回避する方法はないが、雨の日や夕立のときにに入庫する際は、駐車前に、精算機の脇で電話している人がいないかどうか(トラブルで電話している可能性がないか)を確認してから駐車しよう。
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意外にやってしまう駐車番号の見間違い
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