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中古車相場の3割引で買える「ナンバープレートなし」のクルマ。乗り出しまでの全手順

仮ナンバーの取得

登録識別情報等通知書。ナンバーなし車両にとって、最も重要な書類である

 仮ナンバーは、役所やその支所で借りることができ、1回750円の手数料が発生。仮ナンバーを取得するために必要な書類は、「登録識別等通知書」と「自賠責保険証」で、免許証の確認もされます。この2つの書類について簡単に説明します。 ・登録識別等通知書  登録識別等通知書は、分かりやすくいうと、ナンバー無し車両の車検証といったところ。ナンバープレートを外す際、抹消登録を行うのですが、その際一時抹消登録手続きをすると、この書類がもらえます。  そして、この書類があれば、再度ナンバープレートを取得することが可能。ナンバーがない車両にとって、最も重要な書類がこれであります。 ・自賠責保険  自賠責保険は、基本的に車検の際に加入する強制保険ですが、仮ナンバー取得時にも必要です。  ちなみに、私が購入した車両には、自賠責保険が1年残っていたので、仮ナンバーに必要な書類は手元にあるという状態でした。自賠責保険が切れている場合、陸運局近くの代書屋さんなどで加入することができます。 「登録識別等通知書」と「自賠責保険証」、これら2つの書類をもって、役所に行き、必要書類に記入すれば、10分程度で仮ナンバーをその場で借りることが可能。なお、仮ナンバーの有効期限は、最大5日となっています。

事前整備

陸運局で発行された予備検査証

陸運局で発行された予備検査証

 仮ナンバーを借りた後の手順は、【1】事前整備【2】ユーザー車検を受ける⇒予備検査証の取得【3】中古新規登録、という流れになります。    ユーザー車検は、陸運局の検査ラインでオーナー自らが車検を受けることですが、これに合格するために、必要に応じて整備をします。  車検は、光軸やサイドスリップ、各ランプの点灯が問題ないか、ウィンドウウォッシャー液が出るかなどといった点を押さえていれば難なく合格するため、「単に車検に通す」というだけなら、事前の大きな整備はあまり必要ありません。  ただ、今回私が購入したクルマの場合、タイヤがひび割れている状態。これは、車検で不合格となるポイントだったため、事前にタイヤ交換を実施しました。  ですから、私が仮ナンバーを取得して最初に向かったのは、持ち込みタイヤ交換を行ってくれるショップ。そこで、Amazonで買ったスタッドレスタイヤに交換し、これで車検の準備が完了となりました。
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予備検査証をもらう
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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