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コロナ発症から退院までの3週間「30代・基礎疾患なしでも地獄の日々」――2021年ベスト10

▼「軽症」でも地獄のような苦しみ

MB氏

38度以上の高熱が1週間以上続いた

 その後、数日様子を見るも熱が下がらないので点滴治療に移行します。 「これでも熱が下がらない場合はどうなるんですか?」とドクターに質問すると、「その場合、積極治療に移ります」とのこと。  アビガンなどの抗ウイルス薬の投与、人工呼吸器の使用などが「積極治療」にあたります。こうなると、分類としては軽症ではなくなります。  ちなみに私は…… ・8日間高熱が下がらない ・一時的に酸素吸入を必要とした  地獄のような日々でしたが、これでも定義としては「軽症」です。入院中不安だったのでコロナにかかったことのある知人を探して多くの人にLINEなどで話を伺いました。 ・完全無症状 ・37度程度の熱が数日出て終わった ・味覚のみなくなった、あとは元気  人により症状の個人差がかなりあることに気がつきました。

▼「症状の個人差が著しい」ことが対策を難しくしている

 コロナの厄介なところは、症状に個人差がありすぎるところ。それによりこの病気の認識と対策を困難にしていることがあるわけです。  無症状であれば気に留めることのない病気でしかありません、しかし、私のように地獄の苦しみを受ける人もいます。個人差があるからこそ対応や対策が統一できず拡散を許してしまうことがなんとも難しい。  私は過剰にコロナを恐れて経済を萎縮しすぎる必要もないと思います。経済でも人は死にますから。しかしながら、同時にノーガードでコロナを待つのも違うのではないかと思います。  自分のできる限りの範疇で感染症対策を行うことが必要ですが、ただ上記の通り「症状の個人差が著しい」からこそ認識のズレを生んでしまう。抑え込むのが難しいのです。  点滴治療が功を奏し、平熱に戻り始めます。体調は安定していき、5月2~3日くらいにはほとんど病気のストレスはなくなりました。  その後、経過観察期間を経て5月7日、無事退院と至ります。  後編では2週間に及んだ入院生活について詳しく解説したいと思います。
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