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帰省しなかったコロナ禍の正月、母親からの“クソLINE”に呆然――2021年ベスト10

2021年(1月~11月)、日刊SPA!で反響の大きかった記事ベスト10を発表。今年、大きな影響があった「ニュース・コロナ」部門の第3位はこちら!(初公開日 2021年1月14日、記事は取材時の状況)。  *  *  *  新型コロナウイルスの影響もあり、実家に帰省できなかったという人は多い。帰省すれば、もう大人になっていようがお年玉をくれる祖父母や、ご馳走を用意して待ってくれている両親の話はよく耳にするだろう。
お年玉

※画像はイメージです(以下同)

 東京都内で営業事務をしている佐々木光さん(28歳・仮名・女性)は、“ある理由”からもともと実家に帰省することに対して前向きではなかった。しかも今年は「帰省は控えて欲しい」と告げられた。寂しい気持ちもありながら、自宅で過ごす年末年始にほっとひと安心……したのも束の間。コロナ禍ならではの悲劇が待っていたのだ!

“金食い虫”の親戚にウンザリ

「私の実家は仙台なんで、新幹線で2時間程度。地元に住んでいる同級生も多いので、帰ったら帰ったで楽しいんですけど……」  佐々木さんがここまで帰省に気乗りがしなかったのは、義理姉の存在だという。 「3つ上のお兄ちゃんがいて、結婚してるんです。実家は両親と兄夫婦、3歳と5歳の姪がいます。賑やかでいいんですが、とにかくみんな“金食い虫”なんですよ」  もちろん、実家なので飲食代や宿泊費などはかからない。しかし、それ以外の出費がとんでもないそうだ。 「まず姪っ子たちのお年玉。まだ小さいし1000円でいいかと思ってたら、義理姉が姪たちに向かって『おばさんがお金ないのに頑張ってくれたから大事にしようね』なんて言うんですよ。あったまきちゃって。私自身、小学校にあがるまでは1000円だったから1000円あげたんですけど……翌年から5000円ずつあげるハメになりました」  さらに、お年玉以外にも“おねだり”があるというから驚きだ。 「初売りに家族みんなで行くんですが、その時も義理姉は私が姪たちに何か買うように仕向けるんです。例えば『食品売場行ってくるから、光ちゃん子供たち見ていてくれない?』って。断れないし、そうなると姪たちはおもちゃ売り場に行きたがる。で、あれ買って! これ買って!となるわけです」  佐々木さんは子供たちに根負けして、仕方なく買ってあげるそうだが、不満な表情だ。 「義理姉は『泣いても放っといてくれたらいいのに』とは言いますが、買ってもらうのが癖になってますね。あれは……」

コロナの影響で今年は「帰省は控えて欲しい」

 今年は新型コロナウイルスの影響もあり、実家から「帰省は控えて欲しい」と言われた彼女。正直少しほっとしていたようだ。 「新幹線代、姪のお年玉、実家への手土産など、トータル5万円はかかるんで、ナシならナシで良かったなって思いました。それに、今はまだ仕事がありますが、コロナの影響で今後どうなるかもわからない。あまり無駄なお金は使いたくなかったというのが本音です」  そして、東京でおとなしく年を越した。しかし新年の挨拶を電話で済ませたところ、とんでもない要求をされという。
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コロナ禍の正月に待っていた母親からのクソLINE
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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