金髪イブ：私もきっかけは糖尿病です。糖尿病の影響で網膜剝離になり、左眼はほぼ失明状態に。胆嚢がん、卵巣がん、子宮頚がんも発症しました。30年以上インスリン投与を続け、糖質制限も行っていましたが、2年前に飲み屋を始めてからは糖尿病がますます悪化してしまい、ついに、「半年後には透析」と宣告されたのです。 スー：透析を始めてしまったら5年生存率は相当低い。 金髪イブ：その通り。もはや来年、生きていられるかどうかの瀬戸際。藁にもすがる思いで始めました。ただ、最初の1か月間はまったく体重が落ちず、血糖値も下がらない。周りには「ママは本気でやってない」なんて言われ、悔しさと「このまま＃金森式を信じていいのか」という不安でいっぱいでした。でも、1か月を過ぎてからは堰を切ったように体重が落ち、血液検査の結果、医者が「奇跡だ」と驚くほど数値が改善。透析を免れることができました。そして、左眼も色や形が分かるまで快復したんです。金森さんは本当に命の恩人です。 金森：それはイブさんの努力の結果ですよ。どんなに断糖高脂質食を徹底しても、慢性炎症があると、炎症を抑えることに体内の機能や栄養が使われてしまって体重は減りません。イブさんの場合は腎臓の修復に1か月かかったから、なかなか目に見える変化が現れなかったんだと思います。 ジョージ：でも、よくその1か月を我慢できましたね。 金髪イブ：それは、ママのためならって仲間が一緒に始めてくれたから。仲間のために痩せたい、長生きしたい。本気でそう思ったんです。＃金森式のコツは、食事を楽しむこと。最初は薄味でつらいけど、だんだんと味覚と嗅覚が研ぎ澄まされてくるから素材の味を楽しめるようになります。インスリンはすぐにはやめられないから少量続けていますが、目標は脱インスリン。インスリンを持って飛行機に乗ろうとすると、事前申請が必要で急な旅行にもいけないし、人生に制約が多すぎますから。