関ジャニ∞が見せる男の背中
12月28日、第72回紅白歌合戦のリハーサルが東京国際フォーラムで行われ、今年で10年連続の出場を果たす関ジャニ∞が記者会見に登場した。
紅白への意気込みについて、恒例のスーツ姿で登場した丸山隆平は「10年連続で出させていただいて、本当にありがたいです。今回、ファンの方と一緒に作らせていただいた楽曲『Re:LIVE』を紅白で歌えるのが僕たちとしても嬉しいし、関ジャニを知らない方にも届けられることに意味をすごく感じていますね」と話した。
今回出場するジャニーズ勢のなかでは、最年長グループということに触れられると、大倉忠義は、「本当に気づいたらですよね」と話し始めて、「僕たちも先輩たちの背中を見させていただいて、紅白に出させてもらっていたので。どういう背中が見せられるのかわからないですけど、何か良い影響を与えられるように頑張っていきたい」と想いを語った。
また、村上信五はフジテレビの東京オリンピックのメインキャスターを務めて、来年2月に開催する北京オリンピックも同役で抜擢されている。以前から、“紅白司会”への熱い想いを話していたが、「今年は残念ながら……」と記者から質問されると、「やっぱ、そこイジります?」とツッコミ。「立候補はしていたんですけども、あともう一歩のところ。僕の物差しでは、あと一歩だったので!」と、ボケながら悔しがった。
敗因を分析すると、「朝ドラと大河に出ていないからでしょう。だから再来年の松潤主演の大河にねじ込んでもらうので、2022年は俳優業に邁進。‘23年に大河がヒット、そして紅白司会という流れを描いております」と、今後の野望も打ち明けた。
紅白で披露する『Re:LIVE』は、ファンから集まったエピソードをもとに5人が作詞。今年を振り返った漢字一文字にもファンへの想いが溢れた。
●横山裕 「始」
「ライブが始まったり、関ジャニとしてオリジナルアルバムを出せたので、ようやく始まったという感じがしています」
●丸山隆平 「全」
「何事も出し切ることが難しかった世の中だったけど、ようやくライブで満員のお客さんを入れることができたので、今年はお互いに全て出し切れたのかなと思っています」
●大倉忠義 「生」
「生きづらい2年間があったんですけど、個人的には舞台もやらせてもらって、ライブも始まって、『生(ナマ)』をすごく感じている。客席が埋まっているところを見ると、グッとくるものがあるし、本当にありたがいです」
●安田章大 「声」
「実際に会えなくても、声が届く世の中ってすごいなって思いました。会えなくても色々な形や声で対話することで、そこにまたエネルギーが生まれていく。こういう時代でもちゃんと繋がっていけるんだなと実感して、一人じゃないんだという思いを声から感じました」
そして、最後に村上が挙げた漢字は「再」。その理由を「ツアーも再開できましたし、ファンのみなさんとも再会して。エンタメ界もようやく再生に向かっているのかなと思う。そして、司会に再チャレンジという意味もね! これはNHKさんが使ってくれるまで言い続けたいと思います!」と、舞台袖にいるNHK関係者に向かってコメント。
グループとしての成熟度が増した関ジャニ∞が、紅白のステージをどう彩るのか。
取材・文/吉岡 俊
今年の漢字にこめた思い
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