大根仁が衝撃作『マシーン日記』の主演に横山裕を起用したワケ
日本を代表する劇場、Bunkamuraシアターコクーンの芸術監督に、’20年から松尾スズキが就任。今をときめくクリエイターを松尾が指名し、過去の松尾作品を新たな演出で生まれ変わらせるシリーズが始まった。
その第2弾で松尾が指名したのが、週刊SPA!連載陣のひとりでもある大根仁だ。大根が選んだ松尾作品は、過去に何度も再演されてきて、’13年にはパリでも絶賛を浴びた『マシーン日記』である。大根自身も’03年に一度ドラマ化しているこの作品を、’21年に舞台で蘇らせるにあたり、彼が主人公のミチオ役に選んだのは、関ジャニ∞の横山裕。この色褪せない衝撃作への挑戦は2人にとってどのようなものなのか、語り合った。
――ミチオ役を横山さんにオファーしたのは大根さんの発案ですか?
大根:はい。たぶん合うな、と思って。あと横山が、俺が演出した数少ない舞台、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』を、わざわざ名古屋まで観に来てくれたこともあったんですよ。何かの仕事のついでだったと思うんですけど。
横山:いや、違いますよ!
大根:でも一番は、ここ数年のバラエティ番組とかドラマとかでの横山を見ていて、キャリアと年齢を重ねることによって、横山にしか出せない“独特な色気”が出てきているな、と思っていたんですね。ミチオって、悲惨な状況にいて、狂気と笑いが同居している難しい役じゃないですか。今の横山だったら、それをできるんじゃないかな、という。
――横山さんはなぜ名古屋まで?
横山:僕はその頃、自分の仕事に悩んでいて。当時は他のメンバーがいろんな仕事をしだした時期だったけど、僕は個人の仕事があまりなかったんですよ、正直言って。「俺、このままじゃあかんな」と思って、そのとき、初めて会社に「舞台がやりたい」って言ったんです。
「じゃあちゃんと勉強したほうがいいんじゃない?」って言われたタイミングで大根さんの舞台があって。「じゃあ行こう」と思って、もう東京は終わっていたので名古屋まで行ったんです。で、観たらすっごいおもしろくて。けどその後、自分も舞台を3本やったんですけど、その3本目が終わって、「舞台、当分休みたいかな」と思いましたね(笑)。
大根:自分でやりたいって言ったのになんで?
横山:いや、あまりにもしんどいっていうことが、よくわかったので。けど、「舞台はしばらく遠慮しておきます」って会社に言った後、今回このお話をいただいて、大根さんと松尾さんの名前を聞いた時点で「やります!」と(笑)。
――横山さんは昔、大根さんの演出を受けたことがあるんですよね。
横山:はい。Jr.の先生みたいな人やったんですよ、大根さん。
大根:’90年代後半に、日テレのお昼にジャニーズ枠みたいな番組があって。タッキー(滝沢秀明)を中心とした東京のJr.と、関西のJr.が、ショートドラマをやるっていう番組を4~5年やってたんですよ。今の嵐とか、関ジャニ∞とか、KAT‒TUNぐらいまでみんな出ていて。俺もドラマを撮り始めたばっかりで、Jr.もまだほとんど芝居が未経験で。
横山:そう、やったことないのに、大根さんに全部面倒見ていただいて。ほんま、僕らも子供やったんで。
その第2弾で松尾が指名したのが、週刊SPA!連載陣のひとりでもある大根仁だ。大根が選んだ松尾作品は、過去に何度も再演されてきて、’13年にはパリでも絶賛を浴びた『マシーン日記』である。大根自身も’03年に一度ドラマ化しているこの作品を、’21年に舞台で蘇らせるにあたり、彼が主人公のミチオ役に選んだのは、関ジャニ∞の横山裕。この色褪せない衝撃作への挑戦は2人にとってどのようなものなのか、語り合った。
今の横山ならミチオ役をできるんじゃないかと思って
大根さんは僕らの先生みたいな人
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