貞淑の押し売りがウザい[こじらせ女子]
―[[こじらせ女子]の奇妙すぎる生態]―
旬のファッションに身を包み、男の話にかわいくテキトーに相槌を打って、カフェで恋愛トーク&モテ偏差値を競う――そんな“ゆるフワ”的な女子像にどうしても近づけない“こじらせ女子”という生態。普遍的な女の幸せを自ら遠ざけるかのような彼女たちの奇行、気持ち悪い自意識の源泉を、恐る恐る覗いてみることにした!
【大和撫子型】
周囲をドン引きさせる“貞淑な女”像の押し売り
●青木佐代子さん(仮名・31歳) 食品メーカー
趣味は家庭菜園に裁縫、編み物、手料理。それだけ聞けば“お嬢様タイプ”ともいえる青木さん。
「この前、会社に手作りのジャムを3種類持っていったんです。このエピソードだけで、会社の人に私だってバレちゃいますね(笑)」
取材場所に指定されたのは、某ビジネス街にある図書館。ランチタイムということもあり、手作り弁当を食べながらの取材となった。
「このハーブ、今朝ベランダで摘んだばかりなんですよ。サンマは東北産です。食べることで被災地に貢献したいんです」
さりげなく言っているつもりのひとつひとつの言葉に“母性”の押し売り感が見え隠れする。
「エコを意識してないって言ったら、ウソになりますね。だって私……生理用のアレ、自作の布ナプキンを使っていますから。この話は内緒にしてくださいね(笑)」
性的な魅力のなさの自己防衛か? 「秘するが花」というが、“貞淑な女”像の過剰なアピールが男を遠ざけている原因かもしれない。
【大和撫子型】
大和撫子型に共通しているのは「家庭的な私」を男性に垣間見せるとき、自己主張が見え隠れしてしまうことだ。多くの場合、本人に悪気はないが同性からは嫌われる傾向が強い。実は肉食女子のケースも多々ある
イラスト/ただりえこ
― [こじらせ女子]の奇妙すぎる生態【4】 ―
この特集の前回記事
ハッシュタグ