婚活疲れがにじみ出る[こじらせ女子]
―[[こじらせ女子]の奇妙すぎる生態]―
旬のファッションに身を包み、男の話にかわいくテキトーに相槌を打って、カフェで恋愛トーク&モテ偏差値を競う――そんな“ゆるフワ”的な女子像にどうしても近づけない“こじらせ女子”という生態。普遍的な女の幸せを自ら遠ざけるかのような彼女たちの奇行、気持ち悪い自意識の源泉を、恐る恐る覗いてみることにした!
【婚活疲れ型】
「婚活を頑張る自分」が目的になる本末転倒ぶり
●高山貴美江さん(仮名・29歳) リース会社
4年前から婚活に勤しむ高山さん。万人ウケするルックスではないが、言葉を選びながら話す様子からは、きちんとした女性であることが見てとれる。
「スペックの高い男性は人気があって、なかなか思いどおりにいきませんでした。当然ですよね、私自身のスペックが低いから(笑)」
そんな彼女は「決め手は見た目よりも価値観や共通の趣味」と料理コンやゴルコンと呼ばれる趣味コンに活路を見いだした。
「最近は合コンの幹事役を率先してやっていますね。自分のオリジナル名刺のデザインにも趣向を凝らします。あ、合コン後の『良縁をありがとうございます』メールは即日返すのが基本ですね」
その必死さが悪い意味で男に伝わるのか、成果は芳しくないという。目標が結婚ではなく「婚活をどれだけ頑張れてるか?」と自己満足の方向へシフトしているのが“こじらせ”に繫がっているのかもしれない。
【婚活疲れ型】
「良縁に恵まれないのは自分磨きが足りないせい」という思い込みが、ムダな努力を頑張り続ける悪循環。ただそれも「男に愛されるため」の努力であることを考慮し、「キラキラ女子力」は全事例中最高点をマーク
イラスト/ただりえこ
― [こじらせ女子]の奇妙すぎる生態【6】 ―
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