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50万円台で買える中古高級車。ゼロクラウンが“最後のお買い得”のワケ

オリジナル仕様車を作るという楽しみ方

 また、ゼロクラウンの中古車相場が安価ということを利用すれば、今しかできない楽しみ方がもう1つあるといえます。それは、相場が安いということを利用して、自分好みのオリジナル仕様車を作るということであります。  例えば、私は、「前期、アスリートGのモケット内装化」を作るチャンスだと考えています。  ゼロクラウンといえば、後期のほうが人気でありますが、私は個人的に前期の3.0Lアスリートが好きなのです。  3.0Lは0-100KMが6.8秒程度と結構速いのに、2.5Lと燃費がほぼ変わらず経済的。アスリートの上級モデルは3.5Lのほうが、中古個体が多い傾向にあるので、3.0Lアスリートは希少。なおかつ、その程度が良い個体となると、実はレアなのです。  しかし、今の状態でも、まだ何ヶ月か探せば前期3.0Lのアスリートの程度が良い個体が出てくる状態ではあるため、チャンスがないわけではありません。  また、私にはもう1つ、ゼロクラウンに対するこだわりがあるのですが、それがモケットシートであります。  ゼロクラウンのモケットシートは、なかなか凝った生地となっており、スポーティーな柄が魅力的。しかし、最上級グレードのアスリートGでは、本革シートが標準装備であるため、モケットシートの個体はありません。  アスリートGには、運転席メモリーシートや、後席冷蔵庫など魅力的なアイテムが付いているのですが、これをモケットシート化すれば、私にとって「夢のゼロクラウン」が完成します。  そして、中古車相場が安い今であれば、安価なモケットシートを中古で買う、ということや、車両本体ごともう1台買って、アスリートGの本革シートと交換するなどということが可能なのです。  今後、ゼロクラウンの個体数が減ったならば、おそらくそんなことは実現不可能となることでしょう。だから、私は今、ゼロクラウンの中古車が、なにかと旬な時期を迎えていると感じているのです。<文/斉藤由貴生>
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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