お金

月100万円稼ぐ「ラジオトーカー」に密着。50歳で脱サラ、収益化するまで

リスナーと談笑できるような、温かいコミュニティづくりが大切

Radiotalk

Radiotalk内に公開している竹内さんのアーカイブ配信

 Radiotalkでは、ある種一定のルーティンを回すように毎日配信を行っている。  まずはあらかじめ収録済みの配信を1本公開し、朝7時台に30分のライブ配信を行う。そして、夜は21時から1〜2時間のライブ配信を実施し、ひたすら気の向くままに雑談をベースに喋りを披露する。  ただ、課金してもらうことをあまり意識せず、毎日同じ時間に喫茶店を開き、リスナーさんと雑談しているイメージで取り組んでいるそうだ。  だからこそ、いざ順位を競うイベントになった際に、自然と応援してもらえるという。 「普段のライブ配信では、場を盛り上げることに徹しています。やはりリスナーさんに楽しんでもらうのが一番ですし、気軽に聞くことができると思っています。そういう意味では、リスナーさんとの距離感や関係性が大事になってくる。Radiotalkのイベントや企画ものは全部参加するようにしていて、リスナーさんと良好な関係を作れていると、心強い味方になるんです」

ラジオトーカーとして、もっと活躍の場を広げたい

ラジオ機材

竹内さん宅にあるラジオ機材。さながらスタジオのような本格的な配信環境が整っている

 昨年の夏から脱サラし、現在では音声配信だけで生活している竹内さん。  イベント時の最高スコアは130万スコア(130万円)とのことで、これからも「多方面へ活躍の場を広げたい」と意気込む。最後に今後の展望について伺った。 「今はラジオ配信による課金が主な収入源ですが、ポッドキャストも収益化できるようにしたいと考えています。去年の11月、12月に、幸いにも自分のポッドキャストに企業案件の依頼が入ったんですよ。ポッドキャストもずっと継続していければ、いずれは収益を生み出せると思って取り組んでいますね。  あとは昨年10月くらいに、Radiotalkの企画で地上波のニッポン放送に出させてもらう機会があり、将来的にはラジオ番組に出演できるようになればいいなと思っています。  そして、Radiotalkと出会って私の人生が変わったように、これまで培ってきたノウハウやアドバイスをもとに、ラジオトーカーも増やせるよう尽力していく予定です。音声配信だけで生活していきたいと考える人のサポートすることで、サービス自体も盛り上がり、結果として還元されると感じています」 <取材・文・撮影/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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