更新日:2024年03月19日 18:25
スポーツ

ゴルフで右肩が突っ込む人は”目線”をひと工夫/三觜喜一

 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数39万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!
三觜喜一氏

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

Lesson41 引っかけやスライスの一因に!? 正しい「体の向き」と「腕の位置」

【前回を参照】⇒Lesson40 【前々回を参照】⇒Lesson39 【3回前を参照】⇒Lesson38  3回にわたって解説してきた「両腕のデザイン」。練習やラウンドで実践していますか? 今回はより精度を高めるべく、細部の点検をしていきましょう。  肩甲骨を嵌めて、腕と体を連動させること。両ヒジの高さを揃えて、フェースのズレをなくすこと。この2つが両腕のデザインの最重要部分なのですが、仮にこの2つが完璧でも注意すべき部分がまだあります。それは体の向きです。  多くのアマチュアゴルファーが陥ってしまっているミスの要因、それはアドレスの時点で右肩が飛球方向へと突っ込みすぎていることなんです。いわゆる体が開いてしまっている状態で、引っかけからスライスまで、あらゆるミスの原因になります。 誰も知らなかったゴルフの真実 そもそもなぜ、多くのアマチュアが右肩が突っ込んだ状態でアドレスをしてしまうのか。それはズバリ、ボールを凝視しているから。ドライバーショットで顕著に表れがちなのですが、きちんと当てようとするがあまり左足寄りに置いているボールを凝視し、それにつられて右肩までボール寄りに動いてしまっているんです。

プロはショットの際にボールを凝視していない

 一方、プロはボールを凝視するのではなく、ボールのやや後方(ヘッドが通過するライン)をぼんやりと見ています。いわば、飛球ラインに対してスクエアに構え、そのまま真正面を見ている状態です。こうすることで初めて、右肩が突っ込まずにアドレスができるのです。目線の位置を少し工夫するだけで、右肩の突っ込みはかなり改善されますよ。  そしてもうひとつ、両腕のデザインの精度を高めるうえで注意してほしいのが、両腕と体との距離なんです。
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両腕と体の間隔が狭すぎてもダメ
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みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超

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【過去記事を参照 Lesson 1~41、82~】⇒日刊SPA!
【過去記事を参照 Lesson 42~81】⇒bizSPA!

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