更新日:2022年11月18日 20:40
デジタル

ダイソーの100円充電池の実力は? パナソニック製エネループ(300円)と比較した

充電器の充電時間を比較すると…

左から「LOOPER」「ReVOLTES」「eneloop」新旧どちらの電池もエネループを意識したデザインといっても過言ではない

一方、充電器はというとエネループスタンダード用の充電器と大きく違うのは、充電時間と充電方法。 エネループは、単3形x2本を約3.5時間(充電器の種類による。今回はスタンダードタイプ付属の物。)で、過充電防止や継ぎ足し充電など1本ずつ自動診断したうえでの充電が可能となっています。 ダイソー充電器は、コンセントタイプは過充電防止機能なしで満充電は約11.5時間、充電が終わっても充電し続けるので、適切な時間管理が必要です。 USBタイプは、タイマー式8時間ですが、こちらも過充電防止はありません。

過充電防止がもたらす思わぬ裏ワザも

これだけ見ると、エネループの充電器のほうが、はるかに高性能と思い、電池はダイソー、充電器はエネループ製なんて選び方をする人もいそうですが、実はダイソー充電器にも有効に使える方法があります。
充電池

コンセントタイプとUSBタイプ。スマホが普及している現在では、USBタイプの方が使い勝手が良いだろう

どんな電池でも時間が来るまでは強制的に充電してしまうという特性を逆手にとらえ、うっかり過放電してしまった充電池や、劣化したことでエネループ充電器ではエラーが出てしまう充電池を強制的に充電して簡易的に復活させることが可能なのです。 普段使いにはエネループ充電器、いざという時にはダイソーUSB充電器を使って充電池を復活させるといった使い方もありかもしれません(あくまでも自己責任となるので注意が必要です)。 文/板倉正道
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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