「もう海外旅行は余裕」ってホント?PCR検査にまつわるトラブルが多発中
政府指定のPCR検査「所定フォーマット」で混乱、空港スタッフの負担にも
やっと病院での検査が完了しても、まだ安心はできない。日本への帰国時にはPCR検査での陰性証明書を航空会社のカウンターで提示する必要があるが、この証明書には日本政府が定める「所定フォーマット」がある。
厚労省のホームページによると、「所定のフォーマットを使用することが困難な場合には、任意のフォーマットの提出も妨げられませんが、(編集部注・検査方式や検査日時などの)『検査証明書へ記載すべき内容』が満たされている必要があります」とのことで、必ずしも所定フォーマットでなければならないこともなさそうだが、帰国時に実際にトラブルに巻き込まれた前出Aさんはこう振り返る。
「空港のカウンターで英文証明書を見せたところ、航空会社の現地スタッフが急に戸惑い始めて同僚数人と何やら話し込み始めたのです。それで『日本政府の所定フォーマットのものはないんですか?』としきりに確認してくるので、必要な要素はその証明書に書いているから必要ないと説明したところ、深夜にもかかわらず『検査方式の単語が一つ抜けているのが不安なので、実際にどのような検査だったのか病院に電話で確認したい』と言い出すなど、明らかにパニくり始めたのです。
最終的に『飛行機には乗せられますが日本に帰国してからトラブルに遭っても弊社に責任はないという念書にサインしてほしい』と言われ、仕方ないのでサインしましたが、必要かどうか怪しいフォーマットのせいで楽しい旅の最後に不快な思いをしたのは残念でした」(Aさん)
Aさんの例から分かるように、所定フォーマット通りでないといけないと真面目に思い悩み、無駄なストレスを抱える旅行者もいるはずだ。カウンターの職員も確認作業が負担になっているという。
コロナ感染防止アプリのダウンロード、入国時のファストトラック申請などスマホ操作も難関
フリージャーナリスト。食の安全保障、証券市場をはじめ、幅広い分野をカバー。Twitterアカウントは、@eiyatt.takeya
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