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「ケチなのに、なぜか出世している会社員」がケチらずお金を使う“4つの出費”

期待値を最初から上げない

ランチミーティング それらの店に連れ込むためには、自分から提案して、実質的に相手に選ばせないことです。よほどのグルメな相手でもない限りは店のうんちくなどは必要なく、親密に会話をすることが目的であることを忘れてはいけません。  誘うときには「ごく普通のお店ですが……」と、食べるものの内容そのものの期待値を上げないよう、そもそも話題にしないようにしておくことです。  さりとて相手が希望して夜の席になったときにも、対策は取れます。とりあえず事前にコースを指定しなければいけないような店を避けて、さらに、自分はがっついて食べないように、事前に軽く食べておくことです。  コンビニのパンやファーストフードのハンバーガーのひとつでも食べてから臨めば、とりあえず自分は食べなくて済みます。そうして単品でその場で相手の好みを聞きながら、最低限だけオーダーすればいいでしょう。

本当に大切なのは「何を話すか」

 くれぐれもですが、人との会食で価値が生まれるのは、何を食べたかではありません。何を話すかです。  その際に単価を抑えられていれば、その気になれば何度も誘えますし、相手から「また会いましょう」と言われたら、Yesと即答できます。心からのYesと、「財布の紐がなあ」と一瞬でも引っかかってするYesの返事とでは大きく異なります。  人間は動物同士ですので「終わりよければ総てよし」の心証も加わるというのもメリットです。
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大切な人と会うにやっておくべきこと
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株式会社リヴァイタライゼーション代表。経営コンサルタント。東京大学大学院修了後、投資会社、経営コンサルティング会社で企業再生などに従事したのち、独立。現在も企業再生をメインとした経営コンサルティングを行う。著書に『好景気だからあなたはクビになる!』(扶桑社)などがある

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