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「ケチなのに、なぜか出世している会社員」がケチらずお金を使う“4つの出費”

「何を考えているか」を共有すれば、ネガティブ印象は緩和

節約 注意することとしては、こうした思考回路を身内や親しい人には知られがちになり、どうしたって「みみっちい」とか「セコい」というネガティブな印象を持たれることがあります。近しい人に変に思われることに、メリットは何もありません。  それを防ぐためには、お金を節約していることの目的をもつことです。正確にいえば、目的となるストーリーか、きっかけとなったストーリーを鉄板ネタとして用意しておいて、説明することです。  単にケチっているのではなく、「留学資金を貯めたいから」とか「住宅ローンを10年以内に完済したいから」とか「子供の学費が高いから」とか、本当でなくても構わないので、折に触れて理由を説明しておくことです。

普通のサラリーマンから少しリッチになる「急がば回れの道」

 今回、挙げた例はすべて、特にやらなくても何か悪いことが起こるわけではないので、単にケチるのであれば全部やらなくてもいいです。  ただし、それは将来の可能性を拡げる機会を失っていくことにはなります。人と人とのつながりからくる仕事やお金の話を継続させることが、普通のサラリーマンから少しリッチになる「急がば回れの道」です。  もちろん、現在の職場での仕事を充実させていくことが理想形ですが、月給を10万円上げるためには何年ものゴマすりなどの人間関係の調整も含めた努力や幸運が必要ですが、ご縁で副業的な仕事をもらって報酬をもらえたら、月10万円はそれよりは早く簡単に達成できます。  機会は貴重であり、そのプライスレスな機会を掘り起こし続けて社内外で出世することにお金を使い、余計なことには使わないことがケチ道になります。
株式会社リヴァイタライゼーション代表。経営コンサルタント。東京大学大学院修了後、投資会社、経営コンサルティング会社で企業再生などに従事したのち、独立。現在も企業再生をメインとした経営コンサルティングを行う。著書に『好景気だからあなたはクビになる!』(扶桑社)などがある
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