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「ケチなのに、なぜか出世している会社員」がケチらずお金を使う“4つの出費”

 企業再生コンサルタント兼プロ経営者の中沢光昭と申します。コンサルティング会社や投資ファンドに長く勤めた後、業績の悪い会社を良くするために、コンサルティングだけでなく、クライアントの要望に沿うために、雇われ経営者も投資家も同時に行い続けております。

株や為替よりもサラリーマンが投資すべきもの

蓄財 会社の非常時になって改めてむき出しになる会社員の欲や栄枯盛衰の実態をたくさん見てきました。実際に目の当たりにした情報をもとに、会社員にとって実効性のある情報をお伝えしたいと思います。  基礎編である【「ケチなのに、周囲の評価が下がらない会社員」が積極的にしている節約6選】では即効性があり、とりあえずやっておきべき「ケチ道」を紹介しました。しかし、お金をちょっとずつ節約して一所懸命貯めたところで、貯金はそんなに大きくは増えません。  そうして生まれた資金を効率よく投資して、少しリッチになることを目指すのが「ケチ道」です。かといって、株や為替に投資したって損する人のほうが多いですし、サラリーマン生活を豊かにするうえでの学びもそんなにないかと思います。  むしろ投資すべきは「仕事の機会」であり、それによって報酬を得ることが最も効率のいい投資です。  今回は応用編として、そうした機会をよりたくさん得るための効率のいいお金の使い方、「ケチ道」を紹介。サラリーマン生活を豊かにする「良いケチ」を目指しましょう。

ケチってはいけない①「大事な人との飲食費」

 仕事上で、自分よりちゃんとしていると思う人とは、雑談も含めて、なるべく会話量を増やしておくのが得策です。その機会を作るために使うお金と時間には、財布のひもを緩めましょう。  ただし、過剰に使わないようには心がけます。具体的にどうすれば過剰にならないのかといえば、ごちそうするにしてもワリカンにしても自分が負担するのであれば、お昼もしくは昼下がりのおやつやカフェの時間、もしくはモーニングにすること。そして、和食はなるべく避けたほうが無難です。  目的は中身のある会話を楽しむことなので、たまには酒が入ったほうがいいでしょう。
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出世から遠ざかる人の特徴は…
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株式会社リヴァイタライゼーション代表。経営コンサルタント。東京大学大学院修了後、投資会社、経営コンサルティング会社で企業再生などに従事したのち、独立。現在も企業再生をメインとした経営コンサルティングを行う。著書に『好景気だからあなたはクビになる!』(扶桑社)などがある

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