更新日:2022年10月04日 17:24
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小出恵介38歳「人生がピタッと止まってしまった」空白の4年間を振り返る

明石家さんまからの言葉「絶対に辞めなくていい」

『Bridal, my Song』

(C) 2021『Bridal, my Song』製作委員会

――実際に小出さんを知る人たちからの支えや声も大きかったんですかね。明石家さんまさんがニューヨークを訪ねてきたときの“再会ショット”も、話題になりました(2019年9月)。 小出:さんまさんに関しては、泣ける話しかないです。本当にどこまでも優しい人だなと思います。直前に、さんまさんの役を演じさせてもらっていたのですが、そのときの仕事でお付き合いさせていただいた距離感とは、また違う感覚がありました。 アメリカに行く以前から、さんまさんとはお話させていただいていて、それこそ、僕が先を迷っていた時期にも電話でお話しました。ぐちゃぐちゃな時期で、「役者を続けていく権利があるのか分からない」といったニュアンスのことを言ったら、「絶対に辞めなくていい。そんなことを思う必要はない」と。「お前がまたちゃんとやりたいと思ったなら、絶対にやるべき。それは誰かに止められるものじゃない」といった言葉をいただいて。大きかったですね。 ニューヨークでお会いした後、日本に帰ってきてからも、連絡させていただくと常に「頑張れ」と言ってくださるんです。必ず応援してくださる。支えていただいているのを、ずっと感じています。

普段は連絡を取り合っていない人からも連絡が

『Bridal, my Song』

(C) 2021『Bridal, my Song』製作委員会

――素敵ですね。小出さんは、同世代の役者さんたちとの繋がりも強いイメージがありますが、さんまさん以外の方たちからの支えも感じていますか? 小出:あのときは、同年代の役者さんたちからもそうですし、先輩とか、いろんな方から連絡をいただきました。普段は連絡を取り合っていない方からも。本当にいろんな人から。そういうのはやっぱり大きかったです。一緒にお仕事させていただいた方たちから「辞めるな。また共演しよう」と言われると、辞められないです。「みなさんにまた会えるまでに、準備をしておきます」という気持ちになりました。確実に後押しになりました。
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ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

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【公開情報】
映画『Bridal, my Song』は全国公開中
(C) 2021『Bridal, my Song』製作委員会
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