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“あけおめLINE”を送るのは自分のエゴ?「年始にやめてよかったこと」トップ3

2位は年賀状の現代版「あけおめLINE」

あけおめLINE

滅多に連絡を取らない上司から、イラスト画像のみの“あけおめLINE”が送られてきた30代男性からの提供画像。「返事が面倒くさいだけでなく、先に上司から送ってもらった気まずさもあるからやめてほしい」と語った

 やめてよかったことの2位となったのは、21%の人が回答した「あけおめLINE」。そもそも年賀状のやり取りの文化がない若者世代のなかには、新年の挨拶をLINEで行う人もいるようだが、それすらも面倒に思っている人が多いようだ。

その年しか使えないスタンプ

 都内に住む30歳女性の田中由紀さん(仮名)は「以前は送っていたのですが、途中からなんの意味もない気がしてきました」と語る。 「数年前に年賀状をやめた代わりに『あけましておめでとう』のスタンプを購入して、いろんな人に送っていたんですけど、みんなの返事を見ていたら迷惑かなと思いまして。相手の立場になって考えたら返さないわけにもいかないし、かといって当たり障りのないことしか返せないし……。『今年もよろしくー』みたいな、とりあえずの返事を見て、これは自分のエゴだなと感じました。その年以来、新年の挨拶は年明けの一番最初に用事ができた時にするようになり、元旦に自分から送ることはしていません。  で、翌年に気付いたんですけど、その時購入したスタンプには干支が描かれていて、結局その年しか使えないんですよね。他の人からきた『あけおめLINE』に対して、去年のスタンプで返信しようと思って初めて気付きました。毎年使えるスタンプもあるんでしょうけど、その時に改めて『あけおめLINEってめんどくさいなぁ』と思いましたね」  あけおめLINEも年賀状も、受け取る側としては迷惑に思っている人が多いだろう。相手に気を遣わせてしまう形式的な挨拶は、もう時代遅れなのかもしれない。
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おせち料理を「やめたら楽になった」
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