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「太っているから汗かき」とは限らない。汗が発する病気の危険信号

 こんにちは、日本のデブ諸氏の笑顔製造マシンとして日夜活動している「心もカラダもビッグサイズな男たち」のためのファッション&ライフスタイル情報を配信するWebマガジン「Mr.Babe」編集長の倉科典仁です。
汗

少し動いただけで大量に流れ出る汗

 私を含め、ほとんどのデブ諸氏が、たとえ真冬であっても少しの運動でも汗だくになっていることが多いと思います。もちろん、汗をかくことは生理現象。ましてや分厚いお肉を全身にまとっていれば、なおさら汗の量も増えていきます。  しかし、「オレはデブだから汗かき」と当たり前のように思っている方が多いのですが、じつは「汗」に病気が隠れているかもしれないのです。  知らぬ間に症状が悪化して大変な事態を招く可能性もあります。今回は大量の汗が出ることに関して、「たいや内科クリニック」院長・加藤大也医師の監修の元、そのリスクをお伝えしたいと思います。

太ったら少しの運動で大量の汗がでるのはなぜ?

 少しの運動でも大量の汗がでるのは、体温を下げようとする生理的な働きによるものです。肥満で皮下脂肪が増えると、体温が上昇したときに放熱しにくくなるため、汗を出して体温を下げようとします。肥満で起こる大量の発汗は体温調整の異常によるものです。

大量の汗は、肥満以外に原因があることも

 お肉の防寒着を装備しているデブ諸氏に限らず、少しの運動で汗をかくのは決して珍しいことではありません。  しかし、少しの運動のたびに汗が吹き出して止まらないのは、「太っているだけが理由ではない」可能性もあるので注意が必要です。ひょっとすると、それはワガママボディがなんらかの病気のサインを出しているのかもしれません。大量の汗は、肥満以外にも原因があります。  その原因として更年期障害や自律神経の乱れにより、体温調節が上手くいっていないことが挙げられます。また、内分泌代謝疾患でも汗をかきやすくなります。具体的な疾患として、甲状腺機能の異常(甲状腺機能亢進症)、低血糖、褐色細胞腫、末端肥大症、カルチノイド腫瘍等があげられます。その他にも薬の副作用で大量の汗がでることもあります。
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“嫌なニオイ”の汗
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渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』や暴走族雑誌『ティーンズロード』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はWebマガジン『Mr.Babe』でデブに特化したファッション&ライフスタイル情報を発信中。また、デブ限定の会員制オンラインサロン「Mr.Babe BIG MAN’s LABO」、大きいサイズのファッション通販サイト「Mr.Babe STORE」を開設。大きな男たちだけで日本の経済を向上させるべく奮闘中。X(旧Twitter):@nori09140914

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