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M-1旋風を起こしたタイタン“太田光イズム”とは。所属6組中、2組が決勝

一方、田中は……

――太田さんの話ばかりですが、田中さんはどうでしょうか?(笑) ぴろ:こないだ会って、十分話す時間はあるはずなのに、M-1のことは何も言ってきませんでしたね(笑)。それどころか、目も合わなかったですね(笑)。なんか、綿みたいなひとなんですよ。風が吹くとふわふわ動くけど、吹かないと動かないみたいな。 ――社長はどんな反応でしたか? ぴろ:社長もドライな人なんですよ。決勝が決まったってから、僕らにはM-1の密着のカメラもついて、翌日に社長とすれ違ったので、密着の方たちも社長が「決勝進出おめでとう」と言うシーンぐらい撮りたかったと思うんですけど、何も言わないんですよ。だから、僕らから「決勝行ったんですよ」って言っちゃいました(笑) 清水:決勝の生放送当日、ウエストランドさんが優勝した瞬間も酔っ払って寝てたらしいですもんね(笑)。

タイタンとキュウの未来

――キュウさんとウエストランドさんの活躍で、今後タイタンに入りたいという人が増えると思います。     ぴろ:そうかもしれませんね。感謝して欲しいですね(笑)。 ――そうですよね(笑)。そうやって入ってくる人に、タイタンではこのスキルが必要だよ!と伝えられることはありますか? 清水:タイタンどうこうではなく、芸人全てに必要なことだと思うんですが、結局どこにいたって大事なのは自力です。 ――今後やろうと思うことは? 清水:継続だと思います。 ぴろ:2021年にはじめたオンラインサロンで新ネタをおろして、単独ライブをやってきました。来年はこれにテレビの仕事や営業も増えると思うので、そのなかでネタに対して同じだけのことをやっていこうと思っています。    清水:自分たちの課題を、毎年ちゃんと毎年見つけられているので、それで登っていけてると思っています。 ぴろ:初めて決勝を経験して、気づいた課題もありましたし。 ――可能な範囲で、どんな課題か教えていただけませんか? ぴろ:秘密です(笑) タイタンは、社長から若手芸人まで、信頼関係を持って関わっているのが伝わってくる。そこに通底する爆笑問題太田光のお笑いへの姿勢。その上に、芸人の自力が加わることで、小さいながら活躍する芸人を生み出す事務所が出来上がっている。今後も、タイタンとキュウから目が離せない。 取材・文/Mr.tsubaking 撮影/岡愛子
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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