もう一つ権藤氏が指摘するのは、「コロナ禍を経てもなお、積極的にリアルな場に飛び出していく人同士の相性がいい」という点だ。 「感染対策には十分に気をつけるべきだと思います。ただ、その一方で、スマホ越しではわからないことがたくさんある。制限がある中でも『ひきこもり癖』を付けずに積極的にパートナーを探そうとする人は、それだけ真剣に出会いを求めているということですよね。だからこそ、飲み会や合コンなどの場で会ったとき、考え方も近いし、お互いの真剣度も高いのでマッチングしやすいのかもしれません」 　さらに意外なことに「若者世代こそ、実はリアルのほうが恋愛に向いているのではないか」と権藤氏は分析する。 「20代くらいの人、特に男性は『恋愛したい』『結婚したい』という願望があまり強くありません。私が主宰するオンラインサロンは『人間力を上げて男女からモテよう』というコンセプトなのですが、そんなサロンに加入していながらも『恋愛はまだいいです』と言って、仕事や副業にばかり力を入れる20代会員の男性もいるくらいです」