更新日:2023年04月09日 11:04
エンタメ

報道ではほとんど伝えられなかった、坂本龍一さんの想い

これからも、坂本さんの想いを引き継いでいく

ホワイトボードにト音記号を書いて、娘と遊んでくれていた坂本さん

ホワイトボードにト音記号を書いて、娘と遊んでくれていた坂本さん

 ぼくの息子たちも坂本さんに会えたし、幼い娘はト音記号をホワイトボードに書いて、坂本さんに遊んでもらった。娘は「ト音記号で遊んでくれた優しいおじさん」、とまだはっきりと覚えているようだ。それが何かのきっかけになってくれたらいいな。  坂本さんと最後に会ったのは、2019年の「NO NUKES2019」だった。 ※NO NUKES……「脱原発」をテーマとした日本のロック・フェスティバル。坂本さんの呼びかけに賛同したアーティスト、市民団体、メディアなどが参加。2012年に幕張メッセで第1回目のイベントが開催され、最終開催年の2019年まで6回開催された。  坂本さんは年老いてからどんどん優しくなってた。ずっと生きていてほしかった。  元気でいてね、坂本さんの魂。  これからもぼくは、非戦の想いを貫いていくよ。  2023.4 敬愛する坂本龍一さんへ  田中優より 文・写真/田中 優
1957年東京都生まれ。地域での脱原発やリサイクルの運動を出発点に、環境、経済、平和など、さまざまなNGO活動に関わる。2012年末に岡山に移住。2013年5月、電力会社に頼らない太陽光パネルと独立電源システムの生活、「オフグリッド生活」を始めた。2016年、国産無垢材で極力化学物質を使わない「天然住宅」で自宅を建てる。現在「未来バンク事業組合」理事長、「ap bank」監事、「一般社団法人 天然住宅」代表、「天然住宅life」共同代表、「自エネ組」相談役を務める。横浜市立大学非常勤講師。著書に『地球温暖化 電気の話と、私たちにできること』(扶桑社)など。
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