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シャツを羽織って“野暮ったくなる人”の特徴。「違和感を清潔感に変える」テクニック

インナーTシャツのサイズ感が大切

オーバーサイズが主流の時代ですから、インナーTシャツのサイズ感も大事なポイントです。ジャストサイズのシャツアウターに、オーバーサイズのTシャツを合わせた途端、袖のフォルムがボコッと膨らんでしまいます。このフォルムの悪目立ちこそ違和感の正体です。 ウォッシャブルのシャツアウターは、オーバーサイズのアイテムが多いため、その心配はないかもしれませんが、リネンシャツについてはジャストシルエットのものが多いはず。そこで、オーバーサイズのTシャツに合わせるならば、シャツアウター自体もオーバーサイズを選ぶべきでしょう。 ちなみに、上半身がボリューム感のある着こなしであれば、ワイドなパンツもバランスよく見えるでしょう。世代によってはジャストフィットのパンツ以外に抵抗ある方は、このタイミングで試着してみてください!

パンツの丈感を意識しよう

上半身のコーデが似合っていても、下半身とのバランス次第ではだらしなく見えます。とくにカジュアルな恰好ほどパンツ丈を意識しないと途端に野暮ったい印象になってしまいます。 スラックスのようなヒラヒラした生地感ならば問題ありませんが、デニムやチノパンのようにゴワついたカジュアル生地のパンツならば、短めの丈感を心掛けたいところ。地厚なパンツ生地が、靴のうえに覆いかぶさった足元の弛みはだらしなく見えますし、何よりこれからの季節では重い印象に。 カジュアルな質感のパンツならば、靴とパンツ生地がギリギリ触れる程度の丈感に仕上げましょう。くるぶしがちょうど隠れる程度のアンクル丈は、カジュアルな恰好に清潔感をもたらしてくれるもの。パンツの太さにかかわらず、地厚な生地のパンツに、共通する考え方です。 ===== シャツアウターの「選び方」のみならず、Tシャツやパンツの「合わせ方」で、清潔感ある大人カジュアルコーデを実現していきましょう。 <TEXT/森井良行>
“あなたのお抱えスタイリスト”として、その違和感を言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)など5冊。MENSA会員。公式サイト「エレカジ」では、80件を超えるコーディネート事例を公開。
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