恋愛・結婚

「お互い離婚して一緒になろう」W不倫の顛末。男と女、裏切ったのはどっちだ――不倫した人妻トップ10

「あと半年」「あと1年」約束の離婚が遠ざかる

不倫「女性は離婚してから再婚するまでに100日開けなければいけないので、『私は〇月に離婚するからその100日後に籍を入れようね』と彼と約束しました」  しかし、彼の子どもが生まれる1週間前くらいから、徐々に連絡が取れなくなっていったのだ。 「子どもが生まれるのはもう止められないですが、彼は『子どもが生まれて半年後くらいなら妻とは離婚できるはず』と言っていました。しかし、いざ子どもが生まれる日が近づいてくると、『子どもが1歳になるまで待てないか?』と言うようになったのです。そして子どもが生まれる予定日前後には一切連絡が取れなくなりました」  この時、畑中さんは彼との約束を果たすべく夫と既に離婚。不仲だったことも後押ししてか、話を切り出してからたったの1か月で離婚が成立してしまっていたのだ。  そして子どもが生まれた2週間後、ようやく彼が一人暮らしを始めた畑中さんの家にやってきた。「家に泊まっていける日がくるなんて」と楽しく過ごしているように見えたが、帰り際にこんなことを言いだしたという。 「やっぱり子どもが2歳になるまで待ってほしい、と言うのです。1年くらいなら待てると思っていたけれど、ちょっとずつ待っていてほしいという期間が伸びている。私はもうあなたのために離婚してしまったのに、と不信感が募っていきました」  そして子どもの誕生から2か月後、ついに畑中さんと彼との関係に終止符が打たれる。 「彼がある日突然家にやってきて。玄関で泣きながら『ごめんもう会えない』というのです。子どもと毎日接しているうちに奥さんのことも子どものことも捨てられなくなってしまったみたいですね。こうして私はひとりぼっちになってしまいました。元夫とは彼との関係がなければ離婚しなくても良かったのに……ひとりよりは不仲でも夫がいたほうがマシでした。あまりのショックに彼の顔を見るのがどうしても嫌で、衝動的に会社も辞めてしまいました」  全てを失ってしまった畑中さん。しばらくは人間不信に陥ったというが、今は「道徳に背いた行いをした私が悪いんです、きっと罰が当たったんです」と自分の非は認めている様子。現在は以前勤めていた大企業ではないものの、小さな会社でなんとか細々と働くことが出来ているというから不幸中の幸いか……。 「本当にバカでした。不倫中の相手の言葉を鵜呑みにしてはいけませんね。もう2度とこんなことはしません」
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不倫研究家の見解「男にとって不倫はお菓子みたいなもの、主食ではない」
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インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA

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