恋愛・結婚

「お互い離婚して一緒になろう」W不倫の顛末。男と女、裏切ったのはどっちだ――不倫した人妻トップ10

不倫研究家の見解「男にとって不倫はお菓子みたいなもの、主食ではない」

 こうした「不倫によって人生が破綻してしまう事例」はよくあると不倫研究家の穂高あんずさんは話す。 「女性の方が不倫をした場合のめり込みやすいというか、『全てを捨ててでもこの人と一緒になりたい!』と思い詰めて暴走しがちです。ドラマや漫画でも愛人が妻に自分の存在をバラすシーンがあったりしますが、ああいうことはリアルでも起こっています。匂わせをするのも女性が多いですよね。バレたらどうするの? と周囲は思いますが、本人はあわよくばバレてしまえばいいとさえ思っているのです。そうすれば彼が自分のものになるのだと」(穂高さん、以下同) 指輪 一方で「既婚男性は99%離婚しない」と穂高さんは強調する。 「男性にとって、不倫は主食でなくお菓子のようなもの。お菓子は時折むしょうに食べたくなるけれど、これから3食すべてお菓子だけと言われたら無理なように、たまにつまむからこそ美味しいのです。だからよほどのことがない限り、既婚男性は妻を捨てて愛人と結婚することはありません。ましてや子どもがいればなおさらでしょう」  しかし近年バッシングが加速する芸能人の不倫のニュースを見ていると、「たまにつまみたくなるお菓子」のせいで、人生が破綻している男性は多い。こうしたニュースを目にしているはずなのになぜ不倫をする人が後を絶たないのだろうか? 「多くの不倫をしている男性にヒアリングをしてきましたが、全員が自分たちの“恋愛”がいわゆる“不倫”だとは認識していませんでした。『多くの芸能人が厳しくバッシングされている不倫』と『今自分がしている恋愛』をイコールでとらえていないんですね。なんなら『自分たちの関係に不倫なんて言葉は使ってほしくない』とまで言います。  加えて、特に罪の意識を感じることがないのは“夫”と“男”のスイッチの切り替えがうますぎるから。瀬戸大也さんの件でも『不倫相手を抱いた手で子どものお迎えに行くなんて信じられない』なんてコメントが多く見受けられましたが、恐らく瀬戸さんご自身にそんな認識はないと思います。ラブホテルに行った『男』の自分と、そのあとお迎えに行った『父親』の自分は、スイッチで切り替えた別人のようなものだったのではないでしょうか」  とはいえ、どんなに「スイッチの切り替えが上手」であっても、世間にバラされてしまえば人生を破綻させてしまうのは男性も同じ。自爆により人生を破綻させてしまう不倫女性と、バラされることによって人生を破綻させてしまう不倫男性の屍を横目に、自爆せず、バレることなく不倫をする男女は世の中にまだまだいる……のだろう。<取材・文/松本果歩>
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA
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