更新日:2023年07月12日 16:18
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伝説の“レディース総長”が振り返る「大きくは道を踏み外さなかった」意外なワケ

大きくは道を踏み外さなかった

女族・かおり

※提供写真

——そういった行動は自暴自棄にも思えますが、結果的にかおりさんがその後の人生も含めて、大きくは道を踏み外さなかったのはなぜでしょう? かおり:なんだかんだ、母の存在は大きかったですね。「私のことなんてどうでもいいんでしょ!」と思いつつ、もう一方では「私に何かあったら悲しむだろうな」とも思っていたんです。私が悪さをするたびに学校や警察に呼び出されている母の姿も見ていたから。あとは、さっきも言ったように、“総長としての自覚”があったので、あんまり変なところには足を突っ込まなかったんですね。 ——総長としては規則を守り、仲間に何かあれば助けるような立場ですもんね。 かおり:やっぱり、立場が人をつくるみたいなところはあると思いますね。古臭い精神論かもしれないですけど、自分の根本の部分にある“義理”と“人情”を大切にする気持ちは、間違いなく総長の頃に培われましたし、後々の人生でもずっと活きてきたなと思っています。 女族・かおりの現在<取材・文/伊藤綾、撮影/藤井厚年>
1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii
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