更新日:2023年08月20日 17:52
お金

150万円で買える“軽井沢の別荘”のお得度。年間20万円のコストも「高くない」といえるワケ

ワーケーション利用

バーベキューができそうな場所もある。自然豊かでとても気持ちが良い。

 Mはなぜ、軽井沢の別荘を購入したかというと、彼は仕事をするために使いたかったから。Mは大手企業で技術者をしているのですが、仕事はほぼリモートワーク。普段は家で仕事して、集中力が切れたらコメダ珈琲に移動するといった生活をしているのです。また、深夜にも仕事をするため、24時間営業のファミレスも利用。そうやって環境を変えて、気分転換をして効率よく仕事するのが彼のやり方なのですが、そこに「軽井沢の山の中」という拠点ができたら最高だと考えたようです。  もしも、Mが軽井沢のホテルで仕事した場合、いくらになるかとシミュレーションしたら、年間100万円以上はかかるかもしれません。繁忙期でない軽井沢のホテル相場は、高級ホテルでも2万円台(平日)である一方、7月8月9月といった繁忙期の土日ともなれば、1泊10万円近い相場になるわけです。

別荘の魅力

 ちなみに、私はお盆の軽井沢は極力避けたいと思っているのですが、今年は知人に食事に誘われ、お盆真っ只中に「東京⇒軽井沢」を往復しなければなりません。しかし、別荘を持っていたならば、深夜の高速が空いている時間帯に軽井沢に行くということが可能。ホテルの場合、チェックインは15時、チェックアウトは10時が一般的ですから、結局泊まったとしても、混んでいる時間帯に移動することになってしまいます。  それに対して、別荘を買ったMの場合、お盆真っ只中でも、食料品を別荘に溜め込んで、こもって仕事するということが可能。私のように食事に誘われたとしても、空いている裏道を使って、別荘から難なくレストランに行けてしまいます。  また、ホテルの場合、人ひとりに対して料金がかかりますが、別荘であれば何人で利用しても、利用しなくてもかかる金額は同じ。つまり、「金銭的」にも、「利用できる時間」といった観点でも、別荘を持っていると“自由度が高い”のです。
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別荘にかかる費用
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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