そして！ 大きく違う点がもうひとつ。日本で後に発売されたニューファミコンには「コンポジット端子（いわゆるあの赤白黄色のやつ）出力が装備されましたが、初期のファミコンにはそれはなく、RF出力しか装備されていませんでした。 　これは当時の家庭のテレビにまだまだコンポジットが普及していなかったためなのですが、数年後から徐々にコンポジット入力端子が装備されたテレビも出てくると同時に逆にRF入力が付いていないテレビも市場に登場し始めたため、次第に初期ファミコンをプレイするのが物理的に難しくなって行くのです……。 　しかし！ NESに関しては初期版からRFもコンポジットも装備されていました。これはRFでは乱れがちだった画面をクッキリ映せるという意味でも大きなアドバンテージだったと思います。 　ゲームプレイに必須のコントローラーですが、これも日本のおもちゃっぽいデザインとは違い、非常にシックでオシャレ（個人の価値観です）。 　ちなみにですが、ここで日本のファミコンユーザーに悲報です。 　コントローラーには本体と接続するコードがついていますが、日本のものは本体の中に組み込まれていて簡単には外すことはできず、しかもコードが短い……。しかしながら、NESのコードは、日本のものの3倍程度長くなっています。つまり、日本とアメリカのお家（お部屋）が計算されており、日本の家は狭い……アメリカは広い！と判断されての結果だと思われます。無念……。 　ちなみに、なんとこのNESのコントローラーは、日本のニューファミコンの端子でも使うことができます！ つまり、逆に言えば、ニューファミコンのコントローラーをNESでも使えるということ。 　本体の紹介がかなり長くなってしまいましたが、正直まだまだ書きたいことがいっぱい……とはいえ限りもありますのでお次は「ゲームソフト」の内容についてです。