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年収1000万円でも家計はギリギリで火の車?「車は国産、月2回の外食が精一杯」――大反響・苦しい生活トップ3

ケース② 生活レベルを上げた結果…

男性 神奈川県在住の出版社勤務・井出勇気さん(仮名・30代)は、夫妻合わせて年収1200万円ほど。こちらは「世帯年収」ではあるが、1000万円の壁を超えるとどうなるのか。  結婚後間も無く、湾岸エリアのタワーマンションを購入し、妻は4年前に妊娠したが、完全に「失敗した」と後悔している。 「年収は増えるもの、と思っていたのが失敗の原因ですね。妻が産休になり、年収が落ち込むと、マンションのローンを払うのもキツくなってきました。子どもができれば車も必要だろうと維持費を調べると、駐車場代やガソリン代、車のローン代込みで月に8万近くかかり、諦めました」(井出さん、以下同)  井出さん自身の収入は、出版不況のせいで増えない。年々減少しコロナ禍以降はボーナスもカット。妻は産休明けに職場復帰したものの、収入は以前より減った。

年収が多すぎて…

 子どもを幼稚園に預けているが、年収が多すぎて公立には通わせられず、都内の勤務先近くにある、富裕層向けの私立幼稚園に仕方なく通わせている。 「家庭を持つ前に、生活レベルを上げてしまっていました。年収は年齢とともに増えるだろうと思っていましたので。ここにきて計算が狂ったというか、甘かった。マンションを売り払い、郊外にでも引っ越せばいいのでしょうが、今さら生活スタイルを変えることにも抵抗がある」  独身の時はよかったが、結婚してみたら全然足りない……なんてことはありがちだ。
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結婚したら激変…
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新聞、週刊誌、実話誌、テレビなどで経験を積んだ記者。社会問題やニュースの裏側などをネットメディアに寄稿する。

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