47歳で早期退職は失敗だったと後悔…退職金600万円の上乗せが、転職3年でチャラに――続・早期退職のその後トップ5
早期退職やリストラに倒産……40代50代で人生が激変した人がいる。定年前に早期退職を選んだ人たちのその後を取材し、反響の大きかった記事ベスト10を発表したところ、またまた大反響。そこで集計期間を拡大し、さらにトップ5を追加発表する。第2位はこちら!(集計期間は2019年1月~2020年12月まで。初公開日2019年11月11日 記事は取材時の状況です)
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副業、転職、早期退職、定年の70歳引き上げなどで多様化するサラリーマン人生だが、多くの平凡な会社員は「今いる会社で定年まで働き続けたい」というのが本音。だが、本当に今の会社で70歳まで安泰な人生を送れるのか。今回は辞めて損した人の実録。失敗した人の実体験から学ぶべし!
▼水原修治さん(仮名・55歳)食品加工会社
「47歳のとき、25年間勤めた会社を早期退職しました。自己都合退職より600万円上乗せの2000万円の退職金を選んだわけですが、今では後悔しかありません」
そう嘆く元中堅精密機器メーカー社員の水原修治さん(仮名・55歳)だが、決して退職金に目がくらんだわけではない。
「毎年ホテルで開いていた本社の忘年会を社内で行うようになったり、1泊の出張費が5000~1万円単位で減額になるなど露骨な経費削減に危機感を覚えたからです。また、同年代やひとつ上の世代のエース級社員が次々と辞めていたのも不安を感じました」
退職後は知人のツテを頼り、食品加工会社にすぐ転職できたが3年前に合併。別の企業グループの傘下に入って賃金体系が見直され、転職前630万円あった年収は430万円に。しかも、年下上司との折り合いも悪いという。
業界分析を怠った結果、勇み足の早期退職を激しく後悔する羽目に
すぐに転職はできたが…
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