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大麻栽培の痕跡、白骨化した猫…。ボロ物件投資家が見た「クレイジー物件」の世界

田舎の築古物件は動物のパラダイス?

 都市部から離れた物件を見に行くと、動物に出会うこともあります。「空き家に動物が?」と思われるかもしれませんが、僕が主に取り扱う築古物件は壁などに隙間が多いこともあり、実は“あるある”だったりします。  ある物件では部屋のなかにツバメが巣を作っていた痕跡があり、ツバメの死骸も床に落ちていました。僕の講座の生徒さんが内見した物件では、猫が白骨化していた部屋もあったそうです。ちなみに、人間ではないので事故物件ではありません。  時には生きている動物が住んでいることもあり、内見で部屋に入るとハクビシンがいたことがありました。その物件は住宅街にあったので野生動物はレアケースだったのですが、ある程度住んでいた様子だったので、よほど暮らしやすかったんでしょうか。  また別の物件に内見に行った際、猫の鳴き声が聞こえる部屋がありました。ですが、どこを探しても姿が見当たらないんです。声の出どころを探ると壁の向こうから聞こえたため、部屋と部屋の間を調べると生まれたての子猫が……。どうやら隙間から入り込んだ様子でした。  築古物件の大家をしていると、いろんな物件と遭遇します。できれば優良物件だけに出会いたいものですが、さまざまな体験もある意味では財産と考えると、お金では買えない人生経験を得られているのかもしれませんね。
福岡県北九州を中心に築古戸建てやアパートを所有する不動産投資家。中卒で食品加工工場で働いていたが、20代で不動産投資を開始。有望な築古物件を見定め、最低限のDIYによって低コストで高利回りの物件へと変貌させて現在は総資産1億円超、年間不動産収入約4600万円を稼いでいる。公式LINE「DIYみわ塾
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