スマスロとスマパチで分かれた明暗。ポイントは「一撃の期待感」と「出玉性能の伸び代」
玉やメダルに一切触れることなくプレイできる、いわゆる「スマート化」が進んでいるパチンコ業界。それに伴いゲーム性が大幅に変化したマシンが登場。特にパチスロは、「スマスロ北斗の拳」を筆頭にヒットを飛ばし、SNSによる「万枚報告」も頻繁に見られ、盛況な様子が伺われる。
一方でパチンコの方はというと……導入から2年が経とうとしている「エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」、「Re:ゼロから始める異世界生活」などの「P機」がホールの主力機種として活躍しているのが現状だ。
スマート化によって明暗が分かれたパチンコとパチスロ。その違いはどこにあるのだろうか?
そこで今回はパチンコ・パチスロどちらも販売している某大手遊技機メーカーの元開発者で、数々のヒット機種を世に送り出してきたA氏に、その要因について分析してもらった。
ホールに貼り出されている「出玉ランキング」を見ると、パチスロの方は大半がスマスロ機種の記録で埋め尽くされ、しかもなかなか景気の良い数字が並んでいる。あきらかに勢いを増したパチスロ。その要因は単純明快、「出玉性能のアップ」だとA氏は語る。
「パチスロは6.4号機までいろんな縛りがあって出玉性能を抑えられていたんですが、6.5号機で劇的に緩和され、より自由なゲーム設計ができるようになりました。それを引き継いで登場したのがスマスロです。6.4号機までは出玉の上限が2400枚だったのですが、6.5号機になって『差枚で2400枚』に変更されました。つまり、1万枚吸い込んでいる台なら最大で1万2400枚出せるようになったわけです。だからこそ『万枚が夢じゃなくなった』、これがヒットした一番の要因じゃないでしょうか」
なぜスマパチとスマスロで明暗が分かれたのか
強力な出玉性能を取り戻したパチスロ
パチンコ雑誌『パチンコ必勝ガイド』『パチンコオリジナル実戦術』の元編集者。四半世紀ほど勤めた会社を退社しフリーランスに。現在は主にパチンコや競輪の記事を執筆している。
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X(旧Twitter):@sagyosakurai
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