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値段が上がっても飲みたい「第3のビール」はどれ?4種類の“濃いめ”を飲み比べた結果は

本麒麟の「グッとくるコク・飲みごたえ」とは

2.本麒麟
第3のビール

本麒麟(KIRIN)

 お次はこちら。公式HPには、0.1%単位の原料の配合調整と、原料を煮沸する温度の1℃単位の調整により、「グッとくるコク・飲みごたえがありながら、後キレが良く飲み飽きない」と、セールスポイントが書かれていました。  飲んでみると、かなりしっかりとしたボディで、たしかにグッときました。甘み・苦み・麦の風味、全部が濃い。「とにかく濃いのが欲しい!」というときはぜひおすすめしたいですね。

「高濃度の仕込み」の実力は

3.麦とホップ
第3のビール

麦とホップ(サッポロ)

 サッポロの第3のビールといえば「ゴールドスター」も有名ですが、今回は濃さにフォーカスしてこちらをチョイス。缶に記載のある「高濃度仕込み」とは、公式HPによると、麦汁を非常に濃く煮出す製法のことのようです。  また、今回検証したなかには、コーンやほかの糖類を一部使用している品が多かったのに対して、麦芽・大麦・大麦スピリッツと、麦100%で仕込まれているのも特徴です。では実飲。  香りから、その名の通り“麦とホップの甘み”が際立っていると感じました。でも口当たりは優しく、それでいてボディはわりとしっかりしています。余韻もほどよく長く、「さまざまな料理を引き立ててくれそう」です。
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金麦「濃いめのラガー」の特徴
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フリーライター。神戸・大阪の編プロに8年勤務し、グルメ・街ネタ誌や飲食業界誌などを手がける。取材経験は1500件以上。某純文学新人賞の最終選考に3度残ったことがある。現在はWEBサイト「LIQLOG」などで、ビギナーにやさしいお酒の基礎知識や取材記事を執筆中
X(旧Twitter):@kawase_syota

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