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値段が上がっても飲みたい「第3のビール」はどれ?4種類の“濃いめ”を飲み比べた結果は

赤い缶は“麦の濃さ”の象徴?

4.金麦 THE LAGAR 濃いめのラガー
第3のビール

金麦 THE LAGER(サントリー)

 ではラストです。公式HPには、「複雑で満足感のある味わいと、食事に合う心地よい後味を両立」とありました。季節ごとに味わいを整えているのも金麦シリーズ全体の特色で、赤い缶のTHE LAGARは、麦の濃さをさらに押し出しているとのこと。  今回実飲したなかでは、香りと口当たりは最もソフトに感じました。でも、そこから麦のコクや風味、苦みがぐーっと伸びてきて、余韻が長いのも印象的でした。「全体にナチュラルな仕上がり」で、デイリーで買い置いても飽きがこず楽しめそうです。

筆者の推しは「金麦 濃いめラガー」と「麦とホップ」

第3のビール

今回飲み比べを行った4種類

 実飲した全てに共通することとして、人工的だったり不自然な印象はほぼ受けず、飲みごたえや味の広がりも、大手の看板ラガービールにかなり迫っていると感じました。ちゃんと飲み比べると、想像以上にそれぞれ個性があることにも驚きました。  値段が上がったと言っても、まだまだロープライスで満足度も高い。今こそ、自分好みの第3のビールを見つけてみてはいかがでしょう? 文/川瀬章太
フリーライター。神戸・大阪の編プロに8年勤務し、グルメ・街ネタ誌や飲食業界誌などを手がける。取材経験は1500件以上。某純文学新人賞の最終選考に3度残ったことがある。現在はWEBサイト「LIQLOG」などで、ビギナーにやさしいお酒の基礎知識や取材記事を執筆中
X(旧Twitter):@kawase_syota
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