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「汚ねぇな、出ていけ!」60代男性が目の当たりにした“シニア派遣の闇”。給料カットや交通費ゼロもザラ

人生100年時代。“労働無限地獄”“第3号被保険制度廃止”など、定年後への不安は尽きない。お金に困らない老後を手に入れるためにも、年収プラスαを生み出す副業はマストだ。60歳を過ぎてからでもしっかり稼げる副業を知り、死ぬまで稼ぎ続ける極意を今から学ぼう!

軽視されるシニア人材の闇。「派遣業界に夢はない」

[死ぬまで副業]の極意

ノンフィクションライターの中沢彰吾氏

代行業や治験など稼げる副業がある一方で、シニアの日雇い労働環境は、安全と言える環境下にはないとの見方も。 「派遣業界においてシニア層に夢はありません」 そう断言するのは、自身も派遣労働者として働きながら執筆するノンフィクションライターの中沢彰吾氏だ。 「特に某百貨店での化粧品会社の催事で行列整理に派遣されたときはひどかった。シルバー人材が20人ほど集められたのですが、百貨店の社員たちから『汚ねぇな、出ていけ!』と罵倒されて揉めました。その日は始業3時間ほどで強制解散。賃金は予定通りもらえたので、まだよかったのかもしれません」

暗躍するシニア派遣の闇

多めに呼んでいた人員を無給で帰す、早く業務が終了したらその分ギャラをカットするなどは当たり前。都内から小田原郊外にある某大手企業の倉庫まで大型バスで移動したが、現地解散でおまけに交通費が出ず日給8000円も結局は6000円に。シルバー人材センター経由の仕事で起きた重大事故も報告されている。いったいなぜなのか。 「シニアは体力面に限界があり、雇ってくれる場所に限りがある。派遣労働者を守る仕組みが今の日本にはないのに、切羽詰まったシニアは人材派遣に頼らざるを得ないため、事故が絶えないのです」 最近では隙間時間を活用できる単発バイトサービスが急増しているが、ここでも必ず事故は起きると中沢氏は語る。 「1時間1500円の仕事をもらったとしても、派遣先が遠いうえに交通費ゼロもザラで、労災の補償もない。実は怖い世界だと、まだシニアは気がついていません」 まっとうな人材派遣会社はもちろん存在するが、暗躍するシニア派遣の闇にはご用心。
[死ぬまで副業]の極意

昔取ったきねづかで結婚披露宴の司会・演出の代行までしていた中沢氏。かなり稼げたが顔バレ防止のため50件で打ち止めにしたそう

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