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猫と暮らすと「幸せになれる」ワケ。癒やされるだけじゃない、驚きの“健康増進効果”も

―[猫と暮らす]―
11月28日は「いいにゃ(11・28)」で「猫と人の日」。いかに猫様が僕らを幸せにしてきたかを再認識するための日だ。猫と出会い、人生が一変してしまった人や成功した経営者たちの話から驚異の“猫力”を解き明かす。

人を幸せにする“猫力”に注目!

猫と暮らす“猫飼い”たちは口々に言う。猫と過ごす時間が至高の瞬間だと。時に仕事を邪魔し、トイレの砂を撒き散らし、早朝に叩き起こされるが……それさえ幸せなのだと。 実際、猫の持つ驚異の幸福度UP効果は数々の論文などで立証されている。獣医師の吉田尚子氏が話す。 「猫を撫でていると、人は『幸せホルモン』と言われるオキシトシンを分泌するんです。リラックスできて心拍数や血圧を下げる効果がある。また、ゴロゴロという猫特有の“ノド鳴り”の音にもリラックス効果があるほか、NY州立大学名誉教授は『骨折を再生する周波数と同じ』と発表しています。つまり、ゴロゴロ音を聞くと、骨の骨密度が上がって体が丈夫になるのです」 日本では東京農業大学の永澤巧氏が、猫を撫でると脳の前頭前野にある「IFG領域」という部位が刺激されることを発表している。この部位は他者とのコミュニケーションにおいて重要な役割を果たすため、猫が“コミュ障”改善をサポートしてくれる可能性も示唆されているのだ。

癒やしと健康増進で医療費削減にも一役!?

猫と暮らす「猫の事例は非常に少ないのですが、児童相談所で心に傷を負った子供に話を聞くときや、酷い虐待を受けた人が裁判所などで証言する際に“同伴”してもらうケースもあります。緊張やストレスが低下し、話がしやすくなるのです。そういった心のケアが必要な現場では犬の需要が高いのですが、高齢者には猫がとても人気で、認知症予防やリハビリにも効果的です」(吉田氏) ’15年の米UCLAの研究論文では、飼育者にはうつ病が少ないことも報告されている。さらには、免疫機能の発達を促す効果もあるとか。 「フィンランドの大学病院の調査では猫や犬を飼っている家庭の赤ちゃんは耳の感染症にかかる確率が5割、呼吸器系の感染症で抗生物質の投与が必要となる確率が3割下がったようです」(同)
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背景には「猫だけが持つ可愛さ」も
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