早大卒「元大手芸能事務所のアイドル」が“2年目OLのリアルな支出入”をSNSで公開するワケ
Instagramで日々、投資・節約、資格取得など生活を充実させる情報を発信し続けられている、なかむらゆうさん。早稲田大学在学中にはアイドル活動をしていて、卒業後はウェブマーケの会社で組織開発のお仕事をしています。そんな彼女に楽しみながら”お金”について学ぶ方法、アイドル卒業後のキャリアについてお話を伺ってきました。
――毎月の支出などお金について発信するようになったきっかけを教えてください。
なかむらゆう(以下、なかむら):昔からお金のやりくりに関心がありました。小学生の時から図書館とか書店で主婦が読むような家計管理の雑誌を読んでいました。大学生になるとアルバイトで自分で稼ぐお金、使えるお金が増えていく中で、お金の使い方で変わってくるなということを実感したことをきっかけに発信を始めた感じです。お金の投稿は同世代のフォロワーさんからも反応がよくて、定期的に発信しています。
――よくあるコメントなどお金の発信に対する周囲の人やフォロワーさんからの反応は?
なかむら:お金の管理ややりくりをどうやってやれば良いのかわからないという方が多いです。例えば、「収支をアプリで管理しているけど、もっとしっかりやりたくて、スプレッドシートやノーションなど何か使っていますか?」などです。他には、積立NISAも大学生や社会人一年目、二年目の人が関心を持っている人が増えていますね。最近は、新NISAなどお金に関することが頻繁にニュースになっているため、「気になっているけどどうやればいいかわからない」、「お金の勉強とかも何から手をつければ良いかわからない」という声を耳にします。そのため、私の発信が参考になっていると言ってもらうことはあります。
――ご家族もお金の管理をしっかりされており、おばあちゃんもポイ活をしているとのことですが、幼少期はどんな子でしたか?
なかむら:性格や好きなことは小さい時から変わっていなくて、小学生の時から何かノートに書いて情報をまとめることが好きでした。また、家族で毎年フリマに出ていて、自分の不要なモノは売り、新しい何かを買う機会がありました。そのため、お金への関心というかお金に触れ合う機会は小さい頃からあったと思います。親はお金の教育に特別熱心ではなかったのですが、私が勝手に勉強している子どもでした。
――大人になってお金に小さい頃から触れ合っていてよかったと思うことは?
なかむら:自分が将来家庭を持つみたいな時にすごく参考になるなというか、現実が見えるのはよかったと思います。私は、普段から親が管理しているエクセルの家計簿を見ていたため、今、住んでいる家を何円で買って、ローンがいくら残っているのかがわかっていました。車などの固定資産税、両親がどれくらいのお給料をもらっているか、私の学費がどれくらかなどもクリアに見えていたので有難いなと思っています。
――家計簿を子どもに見せる保護者の方は珍しいですよね。
なかむら:私としては、普通のことだったのですが、他の人に話すと意外に思われますね。私は、見ていて良かったなと思います。
――なかむらさんもご両親のようにきっちりお金をエクセルで管理されているんですか?
なかむら:今は、2人ぐらしなので、収支をスプレッドシートで共同編集に設定して管理しています。立替もスプレッドシートにメモしていますね。お互いの個人収支はアプリです。
――一緒に収支管理しているパートナーの反応は?
なかむら:収支管理をすることは彼もストレスにはなっていないようです。結婚前から彼も私と同じアプリで支出の管理をしていているので、お互いアプリの画面を見せ合っていました。パートナーの方が几帳面なのでありがたいですね。
小学生の時から家計管理の雑誌を読んでいた
お互いの収支をパートナーと見せ合う
大学時代よりアナウンサー活動を開始。Z世代向けの化粧品をはじめとした商品の企画に携わり、コメンテーターとして活動。現在は株式会社MEMEにて学校の集金業務を効率化するアプリの運営、子ども向け金融教育アプリの運営も行う。
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