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パチンコホール「ガイア」倒産、老舗メーカー「西陣」廃業…。2023年波乱のパチンコ業界を振り返る

思い出のホールが姿を消した

パチンコ

10月30日に民事再生法の適用を申請し、実質的に倒産したパチンコホール「ガイア」

 私事で申し訳ありませんが、一昨年の暮れから実家があった静岡に頻繁に戻っております。実家が「あった」と書いているのは今年の夏に解体したからなんですが……。まだやらなければならないことは多々ありますが、それでもヒマな時間はあるもので、そんな時には近場のホールへ。  そこは40年前にも通っていたところで、上階にはボーリング場も併設されている、昭和のレジャーブームでできたようなパチンコ店です。駅前でも幹線道路沿いでもない、立地的にはどうなのかというホールですけど、確かに40年前にはそれなりにお客さんがいた記憶がありました。  でも今は驚くくらいにガラガラ。スマスロもスマパチも導入しておらず、きっともうすぐ休業してしまうんだろうなと思っていたら、今年の9月いっぱいで休業するという告知が……。ボーリング場も同様で、儲かっていないことに加えて建物の老巧化がその理由になるかと思いますが、パチンコを覚えたばかりの頃に通ったホールだけにそれなりに思い出深く、きっと同じように寂しさを感じている人もいることでしょう。

業界に衝撃を与えたガイアの倒産

 ホールの休廃業ラッシュは相変わらずですが、今年は特に老舗と呼ばれるところがギブアップしたような印象があります。都内、山手線の大塚駅前にある「ひょうたん島」もかなりの老舗で、その名前のインパクトに上京したばかりの筆者は一発で存在を覚えたものです。ライターとして仕事をさせていただいた出版社も近くにあり、頻繁にではないものの通っておりました。
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大塚にある「ひょうたん島」は6月30日に閉店した

 そんな思い入れがあるホールの休廃業は本当に残念ですが、世間的にも話題になったガイアの倒産は、やっぱりというか、やっとというか……。でもきっとそれを寂しく思っている人もいると思いますし、そういう意味では民事再生でまだ事業を継続しているのは不幸中の幸いかもしれません。  ただ再建中のホールで遊んでみようとは……。もしかしたら再生するために頑張って客をつけようとしているかもしれませんが、どうなんでしょうか。パチンコ・パチスロファンなんて単純なもので、評判がイマイチだとしても「出している」なんて聞いたらついつい足が向いてしまうものですから。
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老舗パチンコメーカー西陣の廃業
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ライターとして25年のキャリアを持つパチンコ大好きライター。攻略誌だけでなく、業界紙や新聞、一般誌など幅広い分野で活躍する。

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