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月100万稼ぐ女性や色恋営業も…ネットで男たちからカネを集める“お仕事”、過激化の闇

「数千ポイントを投げればヤレる」

過激化する[生配信ビジネス]の闇

※画像はイメージです

 多額の投げ銭を獲得すればライバーの収入が増えるが、一方で“色恋営業”に手を出すライバーたちもいるとか。 「裏特典として、10万円以上課金したリスナーにLINEアカウントを教えるライバーがいました。さらに、数千ポイントを投げればヤレるみたいな話もこの世界ではよく聞きます」(前出の40代男性)  ライバー同士の競争が激しくなるなか、イベントと並んで課金スキームとして過激化しているのが対決配信だ。  例えば「TikTok LIVE」では、画面を2分割して対決形式でライブ配信を行うことができるが、勝ったライバーがアイテム(投げ銭)を総取りできるため、相手を侮辱するような発言や行為も多い。

ユーザーと会って、殺人事件に発展したケースも

 過激化するライブ配信だが、ITジャーナリストの高橋暁子氏はこう警鐘を鳴らす。 「ユーザーにとって、推しの配信ルームは居場所なので、それを失いたくなく、無理をしてでも投げ銭をしてしまいます。特別扱いもしてもらえるので、それが快感になって感覚が麻痺していくのです。  ライバー側も稼ぎたいので、ファンの要望に応えようと、不用意な行動を取るようになる。ユーザーと実際に会って、殺人事件に発展したケースもあります。  また年齢認証の仕組みが甘く、中高生が親のお金で投げ銭するなどのトラブルも後を絶たない。過度に煽る仕組みについては、ある程度規制するべきです」  健全なライバーが恩恵を受けられるような仕組みに変えていく必要がありそうだ。 取材・文/週刊SPA!編集部 写真/PIXTA
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