“複雑な家庭”が気になる10歳息子に、不倫や浮気をどう説明する? 悩む親に笑い飯・哲夫がズバリ回答/がんばらない教育
芸人として活躍しながら、小・中学生向けの補修塾を経営する笑い飯の哲夫。子どもの教育に悩む親たちからの相談に答えていく。(著書『がんばらない教育』より。初公開2023年5月25日の再配信)
相談者◉45歳女性・会社員(夫、息子10歳)
私の友人男性で、「父親は実の父親ではない」「本当の父親は母親が浮気していた男性」「母親は離婚せずに浮気相手の男性の子ども(自分)を産んで、夫と育てた」という複雑な家庭で育った人がいます。
息子は話を聞いて「何でお母さんは離婚して相手の男の人と結婚してから子どもをつくらなかったの?」と解せない様子。結婚については何となく理解しているけど、浮気や不倫を理解していない息子にしてみれば真っ当な疑問だと思います。
でも、浮気や不倫を肯定したいわけではないですが、私の友人やその親御さんを否定する説明もしたくないのです。「いろいろなかたちの家族がある」のだとわかってもらうためにどう答えるべきか悩んでいます。
少し10歳のころを振り返らせていただきます。
祖母がしょっちゅう開いていた井戸端会議の隣で、よく盗み聞きをしていました。そこでは、晩のおかずや裁縫の情報だけでなく、しばしばよその家庭の複雑な事情にまで話が及びました。
そういうときに、決まって祖母は声を小さくしました。急に聞こえなくなるものですから、「今なんて言ったん」とよく聞いたものです。すると決まって祖母は、「聞かんでええ」と突き返すのでした。
浮気や不倫を息子にどう説明したらいい?
哲夫のアンサー
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’74年、奈良県生まれ。県下随一の進学校・県立奈良高校から関西学院大学文学部哲学科に進学。卒業後の’00年に西田幸治と笑い飯を結成し、’10年、M-1グランプリ優勝を果たす。『がんばらない教育』『えてこでも分かる笑い飯・哲夫訳 般若心経』ほか著書多数
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『がんばらない教育』 格安補習塾を経営する哲夫による画期的な子育て論 |
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