授業中、友達にバカにされる9歳の息子…悩む親に笑い飯・哲夫がズバリ回答/がんばらない教育
芸人として活躍しながら、小・中学生向けの補修塾を経営する笑い飯の哲夫。子どもの教育に悩む親たちからの相談に答えていく。(著書『がんばらない教育』より。初公開2023年5月29日の再配信)
相談者◉44歳男性・会社員(妻、息子9歳)
小4の息子が、授業中の発表で、自分の考えを整理して話すのが苦手です。時間をかければ少しずつ話すことはできるのですが、授業の進行の都合もあり、先生も最後まで聞かずに話を遮って次に進んでしまうようです。
その結果「またわけわかんないこと言ってる」「だせえ」とクラスメイトにバカにされて、家に帰ってきて落ち込んで泣いていることが何度かありました。
息子のために授業の進行を遅らせるのは無理でも、せめて周りの児童たちの態度を注意するとか、先生にはもう少し対応を考えてほしいのですが、要望を出すことでかえって息子の居心地が悪くなり、学校生活を送りづらくなるのではという不安もあります。どうしたらいいでしょうか。
小学校の発表は、基本的に児童の挙手制ではないでしょうか。先生の出された質問に答える自信のある子が「ハイハイ」と手を挙げ、先生が指名する仕組みです。あの仕組みで考えると、手を挙げている子はスムーズに答えるものだという予測を先生に植えつけてしまいます。
極端な表現ですが、手を挙げているのにきっちり答えないのは、「挙げ挙げ詐欺」になってしまいます。
さて、このように教師側の視点ばかりを慮り、教師を擁護するかのような考察を読まされるのは、ご相談くださったお父さんには苦痛を伴うものかもしれません。ただ少々ふざけて書いておりますので、ツッコみながら読んでいただけますと幸いです。
息子が学校でほかの児童にバカにされます
哲夫のアンサー
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’74年、奈良県生まれ。県下随一の進学校・県立奈良高校から関西学院大学文学部哲学科に進学。卒業後の’00年に西田幸治と笑い飯を結成し、’10年、M-1グランプリ優勝を果たす。『がんばらない教育』『えてこでも分かる笑い飯・哲夫訳 般若心経』ほか著書多数
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