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父親が組長、姉は14歳で駆け落ち…“極道の娘”が「思春期にグレなかった」理由

拳銃をブランコの下に隠した母

――お母さんはカタギだったんですよね? ナオ:はい。“パチンカス”ですけど(笑)。私が3歳くらいの時、父の組と別の団体が揉めていたことがあって、母が父から「ハジキ(拳銃)を預かっといてくれ」と言われたそうなんです。でも、家に置いておくと絶対にバレてしまうので、母は近所の公園のブランコの下に隠したらしいんです。 ――なぜブランコの下なんですか? ナオ:ブランコの下は芝生などもなくて掘りやすいですし、踏みつけられるので地面が硬くなって見つかりにくいからですね。それと、子供の遊び場なので警察の監視も緩くなるからだと言っていました。 ――お母さんもかなり気合が入っていますね。 ナオ:埋める前に試し撃ちをしようと思ったそうで。国道の高架下になっているところで、田んぼに向かって銃を撃ってみた時のことを「あれは楽しかったわ~」って母がニコニコ話していたので、「あぁ、頭がおかしい人だな」と思っていました(笑)。

「娘へのプレゼント」は数日後に血まみれに

――お父さんからプレゼントをもらったことはありますか? ナオ:中学生の時、学校から帰宅すると、リビングに新しいカーペットが敷いてあったんです。なんと、頭も手もついたホッキョクグマのカーペットでした。父が私に「お前、クマ好きだろ?」と嬉しそうに言ってくるんですよ(笑)。最初は可愛いなと思ったんですけど、「これって殺されたんだよな」と思うと、悲しくなって泣いちゃいました。ビックリした父は、その日のうちに事務所に持って帰りました。その数日後に事務所で事件が起きて、ホッキョクグマのカーペットが血で赤く染まったと言っていました。 ――家族旅行などに行かれたことはありますか? ナオ:私が「修学旅行で日光に行ったこと」を母から聞いた父が、次の日の朝5時に家に来て、半分拉致みたいな感じで車に乗せられそのまま日光に連れて行かれました。 ――なぜそうまでして日光に連れて行ったんですか? ナオ:「お父さんは修学旅行に行ったことないから、一緒に行こう」とのことでした。なので、数日前にガイドさんから聞いた説明を復唱するハメに(笑)。 ――刺青があると大浴場には入れないと思いますが、宿はどうされたんですか? ナオ:母がお土産屋さんのおばちゃんに「この辺で部屋風呂のある旅館はありますか?」と聞いて回って、部屋にお風呂がついている旅館に泊まりました。
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なぜ思春期にグレなかったのか
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