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「本業と無縁のSNSでバズった不動産会社」のその後。方針転換を余儀なくされた“衝撃の事件”も…

SNSがバズって会社の認知は広がるも…

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写真はイメージ

 動画がバズったことで、これまで1万回程度だった再生回数は、10万回を上回るように。会社の認知も高まり、「特に不動産関係者から声をかけられることが多くなった」という。 「動画きっかけのお客さまもいましたが、動画がバズったことで大変な目にもあいました。不動産TikTokに出演している女性スタッフに、直接会いに来る変なおじさんが何人かいましたね。 グリーンカレーTikTokにも女性スタッフが出演しているのですが、連絡先を教えてくれといった下品なコメントが多くなってしまって……。あと、これは自業自得でも有るのですが、ながの社長の動画を参考にしていた頃は誹謗中傷も多かったです。それもあって、動画の内容を変えることにしたのですが」

SNSでのバズりを経験しからこその心境

 動画がバズったことで、SNSの明暗を痛感した新方氏。当時、グリーンカレーTikTok は2週間に1度、動画を10本撮りして週に5本公開していたと言うが、現在は2週間に1本の公開にペースが落ちついている。 「本業の不動産が忙しくなったのもありますが、不動産の売り上げやSNSからの流入を考えるようになると、動画を公開するのがとたんにつまらなくなってしまったんです。 動画がバズったこともあり、ある程度のフォロワー数も獲得できたので、今は以前よりも緩いスタイルで継続しています。SNSは時間をかけすぎないで、楽しんでできることがとにかく大事。その結果、直接的な利益にならなかったとしても、会社のためになればいい。 会社とはまったく関係ないですが、今後は自転車で日本一周にチャレンジするチャンネルをやってみたいです(笑)」 <取材・文/黒田知道>
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