少人数利用のコンテナ型サウナは、個性が際立つ全5種類!【ミスSPA!2023 戸塚咲季/ベストサウナvol.20】
週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2023」たちによる、連載「ベストサウナ」。第20回は『HUBHUB下北沢』をレポートする。
●今回のサウナー・ミスSPA!2023 戸塚咲季ちゃん
テキサス生まれの群馬育ち。T150 B74 W53 H75。3rd DVD『想い想われ』(エスデジタル)が発売中。サウナ好きなあざかわ女子
世田谷区の下北沢と三軒茶屋を結ぶ、茶沢通り沿いに「サウナ×シネマ」の珍しい看板がある。ここが’23年12月4日にオープンしたHUBHUB下北沢だ。
現在、関東圏で4店舗を展開するHUBHUBは、移動式ユニットを活用して遊休不動産を運営する三井不動産グループのプロジェクト。
サウナゾーンは、全部で5種。足元にサウナストーブがある特異な形状、内装に白樺を使用し木々の香りが際限なく漂うようなメッツアサウナ(metsä/森)。登山のようにベンチを登り腰かけた背中の後ろから蒸気が対流することで、背中で熱を心ゆくまで味わうウオリィサウナ(vuori/山)など異なるアツさを体感できる。その他に、花びら状に螺旋した風変わりなクッカ(kukka/花)はストーブの上にハーブボール入りの鉄瓶が置かれ、湿度と香りを演出。それぞれにコンセプトの違うサウナ室が揃っている。
また、男女別の専用ゾーンと貸し切りゾーンそれぞれに水風呂と外気浴デッキを完備。サウナから水風呂、そして外気浴へ、という流れるような理想的なサウナ動線を実現しており、何セットでも繰り返したくなる仕様となっている。
定期的にメンズデー、レディースデーが実施されるので、すべてのサウナが体験可能だ。また、部屋によっては2時間7000円から貸し切り可能なのもありがたい。
全体的にサウナの温度はマイルドでサウナ初心者でも楽しめるが、全部屋でセルフロウリュができるのでお好みで温度の調整ができるし、なによりバラエティ豊かなサウナ群にワクワクさせられる。約14℃の水風呂もしっかり冷たく、各エリアに広い外気浴スペースが備えられているのも嬉しい。温浴もあるので締めにもぴったりだ。
ここ下北沢店では、なんとミニシアターも併設されている。ヘッドフォン形式の最新型上映システムで、サウナー向けの「ととのった後に見るべき作品」などを上映。従来とは異なる若い世代へのアピールを意識して、“新たなととのい”を体感できるのだ。今後はイベントなども充実させていく予定とのことだが、まさにサブカルチャーの街であるシモキタならではのコンセプトだろう。あらゆるパターンが出尽くしてきた昨今のサウナ界は、まだまだ新しい可能性に満ちている。
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
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少人数利用のコンテナ型サウナは、個性が際立つ全5種類!
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
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