週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2022」たちによる、連載「ベストサウナ」。第17回は『SAUNA VERSE』（サウナバース）をレポートする。 ●今回のサウナー・ミスSPA!2022 中村みずきちゃん ’01年、富山県生まれ。「J-GIRL 2023 国民的彼女 特別賞」受賞。公式X（@13mizuki_5） 忍者や男の娘など、風変わりなコンセプトを掲げたカフェ＆バーが立ち並ぶ、東京・秋葉原。このコンカフェ激戦区に、ついにサウナ×コンカフェが誕生した。’23年の5月にオープンした「サウナバース」の最大のウリは、水着姿のキャストからの熱波を受けることができるということ。まず入り口で出迎えてくれたのは、店長で熱波師でもある柊ユキナさん。金髪の“病みメイク”の今どきギャルだ。 ●Point：店長の柊ユキナさん。アウフグースは絶品！ 「当店は先にサウナを体験したもらった後に、カフェになります」 サウナ室を開けると、日本に3台しかないというエストニア製高性能ストーブ「Saunum Professional」がお出迎え。200kg超のサウナストーンを擁する巨大サイズを、定員8人のコンパクトなサウナ室で使っているため、100℃の温度設定で、ロウリュによって120℃まで室温が上昇するという。なめてかかれば、痛い目に遭うこと間違いなしだ。 サウナは完全予約制で、各回開始15分後にアウフグースが始まる。水着姿のユキナさんが、お気に入りのBGMをかけながら、丁寧なタオルさばきを披露。お互いに汗だくになる一体感がたまらない。約15人いる同店キャストのうち、熱波ができるのは8人ほど。X（旧Twitter）で、当日の担当者が告知されているので参考にするといいだろう。キャストの中には全国にサウナ遠征をするマニアや、熱波師資格を持つ人もいるそうなので、推しを見つけるとさらに楽しめるはずだ。 ●Point：水風呂横には、オーバーヘッドシャワーも完備！ そして、サウナ室のすぐそばには、広々とした水風呂が。チラーで12℃に冷やされた上、濾過器で水質を軟らかくするこだわりっぷり。さらに、サウナエリアの一歩外に出れば、インフィニティチェアで青空の下で外気浴を楽しめる。外気浴中もタオルであおいでくれる至れり尽くせりのサービスが嬉しい。いやはや、コンカフェといえど、サウナのガチっぷりには驚かされる。 サウナの後は、いよいよお楽しみのコンカフェスペースへ。つい先ほどまでアウフグースしてくれていたキャストとオロポで乾杯。サウナ談議に花を咲かせるのも楽しいハズだ。キャストのなかには、サウナバース所属熱波師として、出張アウフグースをしたいと希望しているコもいるそうなので、今後のさらなる育成に期待したい。
＜取材・文／森野広明　撮影／三橋直人＞