“聖地”に増設された新サウナは、コンパクトながら超強烈なアツさ!【ミスSPA!2022 新 唯/ベストサウナVol.18】
週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2022」たちによる、連載「ベストサウナ」。第18回は『サウナ&カプセルホテル 北欧』をレポートする。
●今回のサウナー・ミスSPA!2022 新 唯ちゃん
栃木県生まれ。グラビアほかレースクイーンやラウンドガールとして活動中。公式X、インスタ(@arata_yui_)
多くのサウナーを生んだドラマ『サ道』のロケ地で、“聖地”と名高い上野「北欧」が、30周年を迎えた’23年、ほぼ初となる大規模リニューアルを行った。
北欧といえば、高温多湿のパワフルなサウナと、キンキンの水風呂、露天エリアでの外気浴のバランスに優れ、そのストロングスタイルぶりが多くのサウナーから愛されてきたわけだが、そこにまったく新しいサウナ室を増設させたのである。
●Point:支配人の完璧な調整で、維持された水温!
新サウナは、既存のサウナよりもやや低い95℃の設定温度ながら、ポットに格納した水が常時ポコポコとスチームを発生。また、全面がブ厚いヒノキ張りになっているので輻射熱の効果が高く、ストーブだけでなく部屋全体からじっくりと温めてくれるのが特徴だ。
こだわりは空気の流れにまで及び、強制的な吸排気のおかげで、定員8人のコンパクトなサウナ室でもまったく息苦しくない。テレビもなく、ヒーリングミュージックだけで、ただただサウナに集中することができるので、気づいたときにはすっかり汗だくになっていることだろう。温度計の数字以上に感じる考えこまれたこの熱は、紛れもなく新サウナだが“これぞ北欧”を納得させてくれる。
しっかり汗をかいたら、目の前には約13℃の冷たい水風呂。クールダウンのあとはそのまま、名物的露天風呂「トゴールの湯」横のととのい椅子に座れば、極上のビル風に撫でられる最高のリラックスが訪れる。この変わらない黄金のルーティンに、新サウナという選択肢が増えたことが、素直にうれしい。
また最近は北欧でも、アウフグースに力を入れている。だが、昔からの常連には、アウフグースを敬遠する人もいたそうで、その棲み分けも、サウナ新設の理由のひとつだったとか。万全の体制がととのったことで、今後はアウフグースにも注力していくことになるだろう。サウナーの聖地は、まだまだ進化を続ける。
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
“聖地”に増設された新サウナは、コンパクトながら超強烈なアツさ!
聖地はさらに進化する!
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
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