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“6年間毎日”ハンバーガーを食べ続ける人物を直撃「健康診断はオールA、体形も変わらない」

店ごとに全然違うから「毎日でも飽きない」

えどぽよ氏

6年間毎日食べ続けても飽きない

毎日食べていて「飽きる」ことはないのだろうか。 「確かによく『飽きないの?』と聞かれますが、お店ごとに全然違いますからね。使うお肉も違えば、ミンチやハンドチョップなどパティの成形方法も違いますし。さらに言えば、バンズも違えば、ビルド(バーガーの組み立て方)も全く違います」 個性豊かさに助けられ、食べ続けていられているわけだが、「ハンバーガーにありつけないかもしれない」ピンチが訪れたことはあった。 「ある地方で食べに行きたいお店が6店舗あったんです。もちろんあらかじめ休業日を調べていたのに、なんとうち5店舗が臨時休業で……。家から3時間くらいかかる場所だったので、かなり絶望しましたよ」 SNSなどの更新をあまりしない、地方のお店あるあるだというえどぽよ氏。リスクヘッジで来店前に電話もしたというのだが……。 「あるお店には事前に営業しているか電話してみたんです。『やっている』という返事だったので安心して向かうも、到着すると閉まっていました。再度電話をかけてみると、『あれ?さっきのお兄さん?まだ来てなかったの!? おばあちゃんが銀行に行きたいっていうからも今日はもう閉めちゃったよ』って(笑)」

行くのが大変だった「房総半島の真ん中あたりにある店」

えどぽよ氏

山道を進んだ先にある「森のハンバーガーショップ」Vestelia

グルメバーガーには個人経営の店も多く、営業時間も蜃気楼のように不確定。都心にあるのになかなかタイミングが合わず、食べるまでに何度も通った店もあるという。そんなえどぽよ氏に、物理的にハードルの高かった店を聞いてみた。 「千葉にある『Vestelia (ウェスタリア)』というお店ですね。房総半島の真ん中あたりにあるんですが、お店に着くまで舗装されていない山道を、車をガッコンガッコンいわせながら進まないといけなくて、本当に大変でした!」 遠出して危険を感じてまでも、地方に出てハンバーガーを食べたいと思うのには、東京と地方との違いがあるようだ。 「東京だと、バーガーショップにバンズを提供している有名なパン屋さんが『峰屋』というお店を筆頭に4〜5店舗あるんです。これらの店舗で、東京(関東の配達圏内)のグルメバーガーの多くのお店のバンズをまかなっていますね。でも、地方だとそういったパン屋さんがあまりないそうで、自家製だったり、近所のパン屋さんにお願いして作ってもらっています。なので、個性が強いものが多いのも、地方ならではでして」 いい意味でのインディーズ感を味わうには、地方のバーガー巡りも一興のようだ。
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とにかく「かぶりつく」のが正解
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Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

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