『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』の作者であるハッシー橋本が、漫画で稼いだカネで“怪しい投資”に挑む実録マンガ。一般の人が手を出しにくい投資を攻略して“億り人”になることはできるのか——。 　計算なんかせんけりゃ良かった……。計算しなきゃ勝てないのがNFTゲームなのだが、計算したら「稼げたであろうカネ」が浮き彫りになってしまった。 　まさか40万円も炙り出されるとは……。せいぜい20万くらいだろうと思っていたのに。 　でも、これ損した額じゃないからね。この1ヶ月でトータル約40万円を稼いで、諸々使った金額が約40万円というだけのこと。 　使ったのも、単純に遊びで使い切ったわけではないわけで……。 　ステーキングは丸々返ってくるし（ロック解除されたら同じ値段とは限らないが）、ガチャも必要経費だったし（100連もいらなかったが）、バッジも稼ぐには必要だった（本当に必要だったのか？）。 　でもこれらを無視してゲームを進める選択肢は当時の俺にはなかった！ 　原資回収は終わってるし、「ゲーム内で儲けたお金をガチャなどに回してるから実質タダで遊ばせてもらってるし！」という理由で運営の施作にヒョイヒョイ乗っていた。 　ちょっと兜の緒を締め直そう。ちゃんと稼ぐために！ 　しかしいい教訓になったのは、「遊び」に手を出したらいけないね。なにごとも……。 漫画・文／ハッシー橋本愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上！サウナめし』はサウナ好き必見の一冊　Twitter @hashimotosan84