更新日:2024年09月27日 10:06
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22歳女性ダンサーが人気番組で語った「父の不倫」の真相。「もう、父のことは諦めました」

「優しくて頼りがいのある」父の不倫

かなでさん

『家、ついて行ってイイですか?』では父と電話で話した後に、涙を浮かべる一面も

――放送でもおっしゃっていましたが、そのあと、お父様の不倫が発覚するわけですね。詳細を伺っても大丈夫でしょうか? かなで:はい。もう2年近く直接会っていないので、発覚したのもそのくらいの時期だったと思います。父は経営者で、埼玉県で事業をしていました。実家は静岡県にあって、犬6匹と猫7匹とともに暮らしているので、そうそう母も父のところに行けないんですよね。で、いつ頃からか、従業員と不倫関係になったようです。 ――かなでさんも多感な時期ですから、相当なショックを受けたでしょうね。 かなで:もちろん父が不倫していたことはかなりショックでした。何しろ、アイドル活動などを導いてくれた存在ですし、誰よりも応援してくれた男性です。尊敬していましたし、優しくて頼りがいのあるお父さん像が一気に崩れたのも事実です。  今にして思うと、不倫相手の従業員について、父はよく家族にも話をしていました。占いがとても良く当たる人だとか、「この家には霊がいる」と言ったとか(笑)。もしかすると心の隙間に入るのが上手な人だったのかもしれません。ただ、なにより幻滅したのは、不倫がバレたときの父の態度ですね。

「真意が全然わからなかった」父の主張

かなでさん

アイドルを辞めたことと「無関係ではない」そうだ

――詳しく伺ってもいいですか? かなで:当時、都内でのアイドル活動が多かった私は、近郊にある父の事業所に日常的にいました。家族で住むために、新たに埼玉県に土地を買ったところだったんです。その日は、もうそろそろ母が引っ越してくるというタイミングでした。今でも覚えているんですが、父と2人で酢豚を食べていて、突然「お母さん、来ないかもしれない。パパに好きな人ができたんだ」って言われたんです(笑)。最初は、何を言っているのか全然わからなかったです。聞いてみると、件の従業員とくっついてしまったということでした。正直、その日のことを思い出すので、酢豚が好きではなくなってしまいました。  あとから聞いた話では、母はその前に父と電話していて、「近いうちにそっちに行く」と伝えたときに父が挙動不審だったので問い詰めたらしいんです。それで、発覚したと。意味がよくわからないのは、父が母に対して「不倫相手とも仲良くしつつ、家族とも仲良くしたい」という趣旨のことを言ったらしくて。不倫がバレて謝罪したあと、家族のところに戻ってきて再構築する……というのならまだしも、「みんなと仲良くしたい」の真意が全然わからなくて(笑)。もう、父のことは諦めました。 ――お父様の不倫の時期はアイドルを辞めた時期と符合しますが、関係があるのでしょうか? かなで:おそらく無関係ではないと思います。ただ、それ以外にも、自分の弱さによるところもあったので、断定的なことは言えないですね。あの当時は、考えたくないいろいろなことを考えてしまう時期でもありました。
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「どうせ信じていても裏切られる」という思いが
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ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki

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